大気差
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大気差(たいきさ)とは、天体からの光が真空の宇宙から地球の大気層に入ると屈折し、見かけの高度(視高度)が真高度より大きくなる現象(量)のことである。特に地平線に近い高度の低い天体に顕著である。右表に天体の視高度と、大気差の概略を示す。0°の大気差35'は太陽や月の視直径よりも大きい。大気圧によって大気差の値は変わる。
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセルやロドルフ・ラドーらによって計算された。
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大気差の概略値 | |
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視高度 | 大気差 |
0° | 34’20” |
5° | 9’50” |
10° | 5’ |
20° | 2’40” |
30° | 1’40” |
45° | 1’ |
60° | 0’30” |
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