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大阪劇場 (おおさかげきじょう)は、かつて大阪府大阪市南区河原町1丁目(現・中央区千日前2丁目)にあった劇場である。通称・大劇(だいげき)。大阪松竹歌劇団(現・OSK日本歌劇団)のレビューと歌手・映画俳優の実演で知られた。日本ドリーム観光(旧・千土地興行)経営。
基本的には、大阪松竹歌劇団(現・OSK日本歌劇団)のレビューと松竹映画一本の組み合わせ。大阪松竹歌劇団(OSK)のレビュー以外には歌手・映画俳優の実演や喜劇などが上演された。
なお、一時期洋画専門のロードショー劇場や演劇専門劇場に転身したが、失敗し元の興行形態に戻している。
人気歌手が定期的に歌謡ショーを行った。
映画スターが実演を行った。
喜劇公演の座長としては次の人々がいる。
実演のコメディリリーフとして、コメディアンも舞台を彩っていた。
詳細は日本ドリーム観光の当該項を参照のこと。
1950年(昭和25年)大阪劇場地下一階の遊戯施設跡に設けられた飲食店。アルバイトサロン(現在のキャバクラ)の嚆矢とされ、独特のキャッチコピーが新聞に掲載された。支配人を務めた磯田敏夫は織田作之助門人の文士でもあり、自らの経験を元にした映画「ネオン太平記」(1968年日活)のロケに使用された。その後は「大劇アルバイトサロン」に改称。大劇ビル取り壊しに伴い、閉鎖。
日本ドリーム観光は、1967年(昭和42年)6月、廃座した劇場部分を含めて大劇ビル全体を閉鎖し、総合レジャービルに改装するための工事に着手した。同年10月に改装工事は完了し、大劇ビルは「大劇レジャービル」として新しく生まれ変わった。そして大劇ビルは、改装前から営業していた地下の大劇サロンと上階の映画館(大劇名画座)を含んだ一大娯楽施設に転換した。新たな施設としてジャズ喫茶「やかた」、ボウリング場「大劇ドリームボウル」、ダンスホール(後のディスコ、現在のクラブに相当)「大劇ダンス天国」、キャバレー、アルバイトサロン、ビリヤード場、射的場、サウナ、パチンコ場、お化け喫茶サタン(北側別館)[注 1]、大劇プレイランド(北側別館)[注 2]、貸店舗スペースなどが設置された。1階(外周部を含む)および地階には飲食店(百番・千房など)が入店した。そのほかに千日デパート火災で移転を余儀なくされた一部名店街の店舗も入店し、館内はさながら複雑な迷路状態となっていた。
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