天路歴程
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『天路歴程』(てんろれきてい、英: The Pilgrim's Progress[1]、 Part I (1678年)正篇、 Part II (1684年)続篇)は、イギリスのジョン・バニヤン(バンヤン、バニャンとも)による寓意物語。
概要 著者, 原題 ...
初版カバー | |
著者 | ジョン・バニヤン(John Bunyan) |
---|---|
原題 | The Pilgrim's Progress from This World to That Which Is to Come; Delivered under the Similitude of a Dream |
国 | イングランド |
言語 | 英語 |
ジャンル | Religious allegory |
出版日 | 1678 |
閉じる
プロテスタント世界で最も多く読まれた宗教書とされ、特にアメリカへ移住したピューリタンへ与えた影響は『若草物語』にも見える。
"City of Destruction"(「破滅の町」)に住んでいたChristian(クリスチャン、基督者)という男が、「虚栄の市」や破壊者アポルオンとの死闘など様々な困難を通り抜けて、「天の都」にたどり着くまでの旅の記録の体裁をとっている。
この旅はキリスト者が人生において経験する葛藤や苦難、そして理想的なキリスト者の姿へと近づいていくその過程を寓意したものであり、登場人物や場所の名前、性質などは、それらのキリスト教的な人生観・世界観に基づくものになっている。