巨勢派
巨勢金岡に始まる家系・一門の画系 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
巨勢派(こせは)は、平安時代初期から室町時代を経て、明治時代まで連なる絵師の一族である。
この流派は他の流派のように統一した画風を表すものではなく、あくまで巨勢金岡に始まる家系・一門の画系を指す。巨勢派は、鎌倉時代までは「宮廷絵師」であり主に仏画を描いていたが、他の流派に押されるようになった[1]。後に第十二世永有が興福寺大乗院の絵仏師になって以降、子孫と絵仏師として家系を繋いだ。大乗院の絵仏師としての巨勢家は「室町末期」までしか確認できないが、江戸時代に入っても巨勢家が大乗院の絵仏師の任にあったと推定されている。
巨勢公望の門人春日基光は土佐派の流祖となった。