心霊主義

ウィキペディア フリーな 百科事典

心霊主義(しんれいしゅぎ)は、スピリチュアリズム: Spiritualism)、スピリティズム: spiritism[1]の和訳のひとつで、人は肉体と霊魂からなり、肉体が消滅しても霊魂は存在し、現世の人間が死者の霊(霊魂)と交信できるとする思想、信仰、人生哲学、実践である。Spiritualismは心霊術交霊術心霊論降神説[2]などとも訳される。

John_Beattie_Eugene_Rochas_seance.jpg
死者の霊と交信することを目的とする交霊会(降霊会)。イングランド、1872年

心霊主義はspiritualism(スピリチュアリズム)の日本語訳のひとつであるが、「唯心論」「精神主義」とも訳されるため注意が必要である。唯心論は、精神の独立した存在と優位を説く学説[3]であり、哲学においては、心霊主義(心霊論)は唯心論に含まれる[4]