悪の帝国
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悪の帝国(あくのていこく、英語: Evil Empire)は冷戦時代、ソ連・アフガン戦争中の1983年3月8日に、アメリカ合衆国大統領ロナルド・レーガンが、全米福音派連盟(英語版)での演説において、対立国であるソビエト連邦を揶揄して用いたフレーズである。「悪の帝国」以外にも「現代世界の悪の中心」(the focus of evil in the modern world)という表現も用いられた。この背景として、冷戦期における米ソ対立による核軍拡競争について、その責任は米ソ両国に同等にあるという指摘を否定し、ソ連・アフガン戦争が善と悪の戦いであると強調する文脈で用いられた。