成形木炭
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成形木炭(せいけいもくたん、英: Briquette、Extruded charcoal)には大別して二種類に分けられる。
- 原料のオガクズなどを、製品の形へ加圧成形(成形薪に)してから、炭化させたもの
- 炭を粉砕後、炭の粉へ粘着剤を添加して製品の形に成形したもの
前者は製材時に発生するオガクズを成形薪のオガライトに成形した上で、さらに加熱炭化させたオガ炭などがあり、後者はヤシ殻を炭化させたあと粉砕し成形したヤシガラ炭や、木炭の粉や屑をフノリなどで固めた炭団などがある。近年流通している卓上コンロやミニ七輪用の、小型サイズの成形炭は、小さな製品サイズのまま窯で炭化させ形崩れなく均一に出荷させるのは難しいため、炭の粉を成形して製造されたものも多い。成形木炭は「成形炭」と省略されて呼ばれることも多く、また中国語では成形木炭は「原子炭」または「機製炭」(机制炭)と呼ばれる。