月百姿
月岡芳年の版画シリーズ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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『月百姿』(つきのひゃくし、つきひゃくし[注釈 1])は、月岡芳年が1885年(明治18年)から1892年(明治25年)[2][4]、数え47歳から54歳[4]の時に発表した浮世絵の連作。月をテーマとした全100点揃物の大判錦絵である。のべ8年を掛けて完結し、1892年(明治25年)6月の芳年の死の直後に100作品に目録と序文を添えた画帖が発売された[5]。後述するように幅広い画題と多彩な画風を駆使して描かれ、芳年の最後の大作[2][6]・代表作の一つ[7][8][9]と評価されている。本作における画号は大蘇芳年[10]。版元は日本橋の滑稽堂秋山武右衛門[11]。
なお、本連作の各作品に元々通し番号は記されていないが、本項目では便宜上各作品に『芳年月百姿』に準拠した、発表順による1~100の番号を付して解説する。また、長大な題名の作品については、適宜目録に記載された短い題名[12]を解説中では使用する。