有声歯・歯茎側面はじき音
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有声歯茎側面はじき音(ゆうせいしけいそくめんはじきおん、英: Voiced alveolar lateral flap)は、一部の音声言語で使用される子音の一種である。この音を表わす国際音声記号は、回転させた小文字の ⟨r⟩ と文字 ⟨l⟩ を組み合わせた ⟨ɺ⟩。1928年に承認されたこの記号は、[d] と [l][1][2]または [r] と [l][3][4] の間の中間的な音を表わしていた。1979年に、その音価が歯茎側面はじき音として再定義された[5]。
概要 歯茎側面はじき音, ɺ ...
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側面はじき音を持つと説明されている一部の言語は実際には、中心性に関してはっきりと決められないはじき音を有している。この音は周囲の母音や子音に応じて、自由変異(英語版)でも、異音的にでも、中線音または側面音のいずれかとして表面化するかもしれない[6]。
この音素をもつ言語は少ない。