木かげ
黒田清輝の絵画 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
『木かげ』(こかげ、仏: Sous l'Ombre des arbres、英: Under the trees)は、日本の洋画家黒田清輝が1898年(明治31年)に描いた絵画[1][2]。農作業の合い間に休憩するために、傾斜地のグミの木の付近で横たわっている少女が描かれている[1]。1900年(明治33年)のパリ万国博覧会に出展された。『千九百年巴里万国博覧会臨時博覧会事務局報告』では『樹陰』、同博覧会のカタログでは “Sous l'Ombre des arbres” というタイトルになっている[3]。カンヴァスに油彩。縦78.0センチメートル、横93.7センチメートル[2]。広島県廿日市市吉和のウッドワン美術館に所蔵されている[4]。
概要 作者, 製作年 ...
フランス語: Sous l'Ombre des arbres 英語: Under the trees | |
作者 | 黒田清輝 |
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製作年 | 1898年 (1898) |
種類 | 油彩画 |
素材 | カンヴァス |
寸法 | 78.0 cm × 93.7 cm (30.7 in × 36.9 in) |
所蔵 | ウッドワン美術館、広島県廿日市市 |
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『樹蔭』[2]とも。草地を背景として木の幹に身を預けて座っている半裸の女性を描いた、黒田の『木かげ』(樹かげ、1908年)は同名の異なる作品[5]。画家の渡辺亮輔が1907年(明治40年)に製作した『樹蔭』(宮城県美術館所蔵)は、同名の異なる作品[6]。