潮騒 (小説)
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『潮騒』(しおさい)は、三島由紀夫の10作目の長編小説。中編小説とみなされることもある[1]。
概要 潮騒, 訳題 ...
潮騒 | |
---|---|
訳題 | The Sound of Waves |
作者 | 三島由紀夫 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 長編小説、恋愛小説 |
発表形態 | 書き下ろし |
刊本情報 | |
出版元 | 新潮社 |
出版年月日 | 1954年6月10日 |
総ページ数 | 240 |
受賞 | |
第1回新潮社文学賞(1954年度) | |
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三島の代表作の一つで、何度も映画化されるなど一般的にも人気の高い作品である[1][2]。三重県鳥羽市に属する歌島(現在の神島の古名)を舞台に、若く純朴な恋人同士の漁夫と海女が、いくつもの障害や困難を乗り越え、純愛が成就するまでを描いた物語。古代ギリシアの散文作品『ダフニスとクロエ』に着想を得て書かれた作品である[3][4]。
1954年(昭和29年)6月10日に書き下ろしで新潮社より刊行された[5][6]。ベストセラーとなり、第1回(1954年度)新潮社文学賞を受賞した[6][7][注釈 1]。刊行後すぐに複数の映画会社が映画化をめぐり争奪戦となり[2]、アメリカでも翻訳出版されベストセラーとなった[7]。文庫版は翌1955年(昭和30年)12月25日に新潮文庫より刊行された[10]。翻訳版はメレディス・ウェザビー訳(英題:The Sound of Waves)をはじめ、世界各国多数で行われている[11]。