火山ガス予報
気象庁が三宅島を対象として発表していた予報 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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火山ガス予報(かざんガスよほう)とは、日本において、火山の噴火などにより居住地に有毒の火山ガスが滞留することが予想されるときに発表される予報。伊豆諸島の三宅島を対象として、気象庁が2008年(平成20年)3月31日から発表を開始した。当面のところは三宅島のみが対象であるが、将来的にはほかの火山も対象となる可能性がある。
気象庁が火山活動に関して発表している噴火警報や噴火予報とは別の情報として発表される。また、このほかに降灰予報がある。
2000年の噴火以来高濃度の火山ガスの噴出が長期間続いている三宅島では、「気象に関する情報」(気象情報)に付随して「火山ガスの広がりの見とおし」が提供されていた。火山ガス予報の開始によって、これが「予報」として確立された。気象業務法で定められた「予報」として扱われているが、今後は噴火警報などと同じように基準を定めて「警報」に格上げすることが検討されている。