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王立婦人海軍 (Women's Royal Naval Service,WRNSまたは WRENS) はイギリス海軍の女性部隊。1917年に設立され、1993年にイギリス海軍に統合され、消滅した。
任務は調理、事務、無線操作師、レンジファインダー(距離測定)、プロットレーダー(Plot radar)や兵器の解析、整備、技師などであった。
第一次世界大戦時の1917年に発足した[1][2] 。当時、名称を決めるにあたっての他の候補はWomen's Auxiliary Naval Corps,Women's Naval Service,Women's Auxiliary Naval Service,Royal Naval Women's Serviceなどがあった[3]。兵士数は5500名で、そのうち500名が将校となった。また、同時期に王立婦人空軍から2000名の兵士が派遣され、協同で任務にあたった。1919年に解散した[1]。
1939年に再組が提案され、英国王が承認し、ヴェラ・ロートン・マシューズが指揮官に着任した[4]。そしてラジオ技師、無線操作師、気象分析、射程測定、暗号・コーダーなどの任務に3000人の募集が行われた[1]。1944年には74,000人の兵士がいた[1]。
第二次世界大戦後も存続し、1990年の湾岸戦争の時には、22型フリゲートHMS Brilliant (F90)に女性兵士が乗船し、任務に就いた[1]。 1993年に王立海軍に統合され、消滅した[1]。
王立婦人海軍兵ルース・ボルンらはイギリス政府暗号学校(GC&CS)の基地ブレッチリー・パークにおいてアラン・チューリングらの暗号解読機ボンベ (Bombe)を用いたナチスのエニグマ暗号の解読業務に従事し、解読に成功した[5]。
1942年、カナダでも王立カナダ婦人海軍(Women's Royal Canadian Naval Service,WRCNS)が組織された[6][7]。
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