用量反応関係
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用量反応関係(ようりょうはんのうかんけい)とは、生物に対して化学物質や物理的作用(放射線や高温・低温などの刺激・ストレス)を与えたときに、物質の用量・濃度や作用強度と、生物の反応(薬効や有害性など)との間に見られる関係をいう[1]。単一個体で用量に応じて反応の程度が変化する関係をいう場合と、個体群全体の統計的性質をいう場合がある。例えば「生死」のように二者択一的な反応を指標とする場合、致死量、あるいは病気に有効な投与量は個体により異なるので、個体群全体の死亡率で反応を表現する。