真田紐
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真田紐(さなだひも)は、縦糸と横糸を使い織機(織り機、機(はた))で織った[1]平たく狭い織物の日本の紐。漢字では「絛紐」(さなだひも)と書くこともある(wikt:絛)。元々は一重織りで、中を空洞にした袋織りが派生した[1]。材質は木綿・正絹を使う。
主に茶道具の桐箱の紐。刀の下げ緒、鎧兜着用時の紐、帯締め・帯留用の紐、荷物紐等に使用する。
真田紐は、通常の織物の4倍以上の糸を圧縮して平たく織られ、伸びにくく丈夫である。そのため重量物を吊ったり、物を確実に縛ったりする際に使う。数多くの柄があり、一部は家紋の様に家・個人の決められた柄があり個人・集団の認証、作品の真贋鑑定に使われている。