純水器
ウィキペディア フリーな encyclopedia
純水器(じゅんすいき)とは、水道水をはじめとする水の中に含まれる、ナトリウムやカルシウム、マグネシウムなどの陽イオンや、塩素や炭酸といった陰イオンを、イオン交換樹脂の働きで除去して純水を造り出す装置、または器具のことである。
同じくイオン交換樹脂を使って水中の陽イオンのみをナトリウムイオンに置き換える、軟水器(なんすいき)と区別する意味で用いられる。また最近では、意味が拡大解釈されて単に水道水や工業用水などの水から純水を造り出す装置、または器具の意味で用いられることもある。
尚、業界ではイオン交換樹脂を概ね数百リットル以下の容器に入れたものをデミナーと呼ぶが、このうち特に水道水レベルの水から純水を得るためのものであって、現場で薬品を使ったイオン交換樹脂の再生を行わないタイプのものを、他の純水製造装置と区別する意味で特に純水器と称することが多い。