羊飼いの礼拝 (エル・グレコ、プラド美術館)
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『羊飼いの礼拝』(ひつじかいのれいはい、西: Adoración de los pastores、英: The Adoration of the Shepherds) は、ギリシャ・クレタ島出身であるマニエリスム期のスペインの巨匠エル・グレコが1612-1614年頃にキャンバス上に油彩で制作した『新約聖書』主題の作品である。「羊飼いの礼拝」を主題とした作品は画家が繰り返し何度も描いてきたが、本作はサント・ドミンゴ・エル・アンティグオ聖堂(英語版)にあった自身の墓所の祭壇装飾の一部として描かれたもので、画家最晩年の代表作である[1][2][3]。画面手前の羊飼いは、エル・グレコ自身の自画像であるともいわれている[3]。作品はマドリードのプラド美術館に所蔵されている[1][2][3][4]。