聖フランチェスコ (スルバラン)
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『聖フランチェスコ』(せいフランチェスコ、仏: Saint François, 英: Saint Francis)は、スペインのバロック絵画の巨匠フランシスコ・デ・スルバランが1650-1660年に[1]キャンバス上に油彩で制作した絵画である。画家が数多く描いたアッシジのフランチェスコを描いた作品のうちの1つであるが、ニコラウス5世 (ローマ教皇) が聖フランチェスコの墓の中で見たという幻視を描いている[1][2]。作品はリヨン美術館に所蔵されており[1][3]、19世紀以前にフランスにあった[1]ことが知られる唯一の作品である。別のヴァージョンがボストン美術館[2][4]とカタルーニャ美術館[5]に収蔵されている。