超星神グランセイザー
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『超星神グランセイザー』(ちょうせいしんグランセイザー)とは、東宝が、川北紘一率いる平成ゴジラスタッフにて『七星闘神ガイファード』以来7年ぶりに制作した特撮テレビドラマ[1][2]で、超星神シリーズ第1作[3]。2003年10月4日から2004年9月25日までテレビ東京系にて放映された。全51話。
超星神シリーズ | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第1作 | 超星神 グランセイザー |
2003年10月 -2004年9月 |
第2作 | 幻星神 ジャスティライザー |
2004年10月 -2005年9月 |
第3作 | 超星艦隊 セイザーX |
2005年10月 -2006年6月 |
超星神グランセイザー | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
企画 |
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脚本 | 大川俊道 ほか |
監督 | 村石宏實 ほか |
出演者 | |
声の出演 | |
ナレーター | |
オープニング | 浅岡雄也「Life goes on」 |
エンディング | 安倍麻美「きみをつれていく」 |
製作 | |
プロデューサー |
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制作 | テレビ東京 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2003年10月4日 - 2004年9月25日 |
放送時間 | 土曜 9:00 - 9:30 |
放送分 | 30分 |
回数 | 51 |
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玩具市場に参入したコナミが、初めてメインスポンサーを担当したテレビ特撮番組でもある[4]。制作局のテレビ東京では毎週土曜日9時 - 9時30分、BSジャパンでも制作局より6日遅れの金曜日18時25分 - 18時55分に放映された。
12人の戦士と4体の巨大ロボット(超星神)が登場し、宇宙からの侵略者(宇宙連合 = ウオフ・マナフ)に立ち向かう物語。12人の戦士は、3人1組のトライブ4つ(炎・風・大地・水)から構成されておりそれぞれの戦士が星座の名を冠している。
また各トライブはそれぞれ超星神を持っており、炎:ガルーダ(鳥形)・風:ドルクルス(カブトムシ型)・大地:ガンシーサー(ライオン型)・水:リヴァイアサン(シロナガスクジラ型)となっている。
のちにアンデスから第5の超星神ガントラスが出現し、一時はガントラスをインパクター星人に奪われるが奪回し、先述の4体の超星神と合体して「合神獣王ダイセイザー」となり、さらには戦闘機の「グランビークル」も加わり、戦いは規模を増していく。
ストーリーはほぼ1クールごとに区切られる4部構成となっている。
- 第1部(第1話 - 第12話)
- アケロン人カリンの陰謀により、炎のトライブと敵対する風のトライブ。第3勢力である大地のトライブも含めた地球を守る戦士同士による激しい戦いが繰り広げられる。
- 第2部・インパクター星人編[1][5](第13話 - 第24話)
- アケロン人の正体であるアケロン大星獣を倒した後、新たなる敵インパクター星人の襲撃に、水のトライブを加えた12人のグランセイザーが立ち向かう。
- 第3部・バラエティ編[5](第25話 - 第41話)
- 原則的に1話完結のバラエティ編[6][5]。毎回違う敵宇宙人が登場。
- 第4部(第42話 - 第51話)
- 絶滅者ボスキートとの決戦と、ついに自ら動き出した宇宙連合「ウオフ・マナフ」最高会議幹部ベルゼウスとの最終決戦編。
グランセイザー
超古代の遺伝子を受け継ぐ12人の戦士[7]。
12人の名前は、それぞれ星座に由来する。当初は「弓道」「獅堂」のようにストレートなものが多かったが、やがて双子座で「伝通院」、山羊座で「神谷」、牡牛座で「松坂」など捻ったもの、蟹座で「三上」、蠍座で「反町」のようなダジャレも登場することになる。プロデューサーの石井信彦は後にサントラCDの対談で「最後の方は(考えるのに)疲れていた」と語っている。
炎のトライブ
天馬、堀口博士に師事する未加、その弟の剣からなるチーム。堀口の指導もあってか当初から地球を救うため団結していた。
弓道 天馬 () / セイザータリアス- 本作品の主人公[9]。1983年12月14日生まれの射手座の20歳で、血液型はO型[10][9]。炎のトライブのリーダー格[11]。バイク便ジェットエクスプレスのアルバイトライダーをしているフリーターで、オートバイのレーサーになることが夢[出典 1]。やや気が短く、短絡的な性格で、怖いもの知らずだが、犬が苦手[13][12]。偶然堀口に宅急便を届けたことがきっかけで、レムルズとヴェルソーの襲撃に遭い、覚醒[14]。何事も気合いと根性という大雑把な熱い裏表のない性格のじっとしていられないお気楽な現代っ子タイプで初めはグランセイザーとして戦うのを拒否していたが、元々熱血漢で負けず嫌いで正義感や責任感が人一倍強かったため、風のトライブへの怒りから戦うことを決意し、やがてリーダー的存在として12人を率いる[出典 1]。未加と行動することが多くなぜか意地を張り合って衝突も多かったが[10]、終盤につれて次第に意識しあうようになる。本人によると、殴られたら殴り返す主義らしい[10]。未加との特訓の後にはプロ格闘家の直人とほぼ互角の戦いを見せるなど、戦士の中でもポテンシャルは高く、洸にその実力を買われていた。自分たちの超星神であるガルーダのことを愛車のバイクと同じくらい大事にしたいという気持ちがある。50話でフレイムトライバーでウオフ・マナフに交渉に宇宙に向かうところをキャブレオンに撃墜され生死不明になるが、最終話で生存が判明する。次作『ジャスティライザー』では名前のみ登場。愛車はホンダ・XR250モタードで、第13話以降は炎のトライブカラーに外装を変更している[注釈 1][12][15]。
- 名前の由来は射手座の武器である「弓」とその下半身である「馬」。[要出典]
獅堂 未加 () / セイザーミトラス- 堀口研究所の助手のアルバイトをしている東亜大学の女子大生[出典 2]。1983年4月6日生まれの牡羊座の21歳で、血液型はA型[16][17]。3年前に堀口と共に水晶板に触れたことで覚醒した[14]。だが、剣に対しては当初はグランセイザーとしての姿を見せるのを拒んでいた[18]。炎のトライブを取りまとめる女房役で、負けず嫌いでキツい言い方のため、似たもの同士の天馬とは終始衝突していたが、実は顔には出していないが好意を抱く存在であり[16][17]、終盤には彼と互いに惹かれあうようになっていった[18]。子供のころから習っている武道の達人で[18]、初対面の天馬を蹴り飛ばし、またセイザータウロンに敗れた彼の特訓相手となった。がさつで気が強い性格だが、敵であろうと怪我人を放っておけない優しい一面も持つ[17]。愛車はホンダ・CR-V。
- 後の『幻星神ジャスティライザー』では第35話のみ登場。ここでもライザーグレン=翔太を蹴り飛ばした。
獅堂 剣 () / セイザーリオン- 大学受験を控える高校生[19]。1986年8月3日生まれの獅子座の18歳で、血液型はA型[20][21]。利発な未加とは対照的にのんびりかつ爽やかな性格で感受性豊かでやさしさも持ち合わせているため、天馬と未加の仲裁役になるなど客観的に状況を見ることができる[20][19]。蘭が自身に夢中になって以降、彼女には恋心を抱いており、神鯨島に一緒にお泊まり旅行に行ったこともある[21][19]。姉であり親代わりでもある未加を助けるため風のトライブに立ち向かう勇敢な一面もある。未加がグランセイザーに覚醒したことを機に堀口の研究を聞きかじっていたが、グランセイザーの能力が自分には備わっていなかったことで心中複雑であったが、ガルーダを目覚めさせに行ったとき、前述のとおりヴェルソーから未加を助けようとする強い思いで、覚醒した[14][19]。戦士のうち数少ない頭脳派で、ボスキートに奪われた超星神ガルーダは彼の機転で奪還した。戦いが終わった後は、京南大学入学への勉学に励んでいた。
- 苗字の由来は「獅子」。[要出典]
風のトライブ
佐伯カリンを中心に集まったチーム。当初はカリンに騙され、他のトライブとは敵対していた。平均年齢も高く、熱血漢の多い他のトライブと比べ比較的冷静である。
伝通院 洸 () / セイザーレムルズ- 風のトライブのリーダー格[22]。「ゴッドハンド」の異名をとる京南大学付属病院外科医[出典 3]。1975年5月24日生まれの双子座の28歳で、血液型はA型[23][24]。涼子よりも先にカリンと出会い覚醒したが、詳細は不明[25]。常に冷静沈着かつクールで一本気な性格で、人の命の大切さを人一倍感じているため[24][22]、当初敵対していた天馬との戦いの際も天馬の同僚が負傷していることを知り、同僚の治療を優先し天馬との戦いを後回しにしたことがある。涼子、仁が天馬たちと和解した後もカリンを地獄の底までついていくという一途さを見せて盲目的なほど信頼しきっていたが[24][22]、自身の手でカリン=アケロン人を撃破することになる。その後はこれまでの自分たちの行動を謝罪、天馬たちに快く受け入れられた。仁の売れ残ったジャケットを売りつけられたこともある[26][27]。愛車はホンダ・アコード。
- 『幻星神ジャスティライザー』では第30話のみ登場。
雨宮 涼子 () / セイザーヴェルソー- アーバンスポーツジムでエアロビクスを教えているスポーツインストラクターで、抜群の運動神経を誇り、格闘技に長けている[出典 4]。1979年1月23日生まれの水瓶座の24歳で、血液型はA型[30]。ロンドン出身といわれているが、詳細は不明[29]。ボスニアで戦火を逃れた経験から、難民のためのチャリティには熱心で学生時代にはNGOのボランティア活動に参加していた[30]。3年前にカリンと出会ったことで覚醒した[25]。人間不信に近い言動を見せるが、正義感が強く何事も正々堂々と臨み、卑怯な駆け引きを嫌う生真面目な性格と表裏一体のプライドの高さから[出典 5]、カリンが唱える思想に共鳴し、彼女から「炎のトライブは危険な存在」と吹き込まれると「炎のトライブ抹殺作戦」を遂行して執拗に天馬たちと戦うが、彼女の卑劣な手段を選ばないやり方に不信感を抱いて激しく反発して離反し、天馬たちと和解する[29][31]。また仲間と協力しようとせず、単独行動にこだわる直人を諭し、彼からも似た者同士として気遣われていた[30]。未加とは敵から味方になっても、そのライバル心は継続したままのようである[31]。メンバーの中では姐御的存在。また自身の機転により、辰平を覚醒させた。
- 戦いが終わった後は直人と結婚し、スーパーバトルメモリーでは母親になっている。
- 苗字の由来は水で出来ている「雨」。[要出典]
秤谷 仁 () / セイザーダイル- ファッションデザイナー[32]。1978年9月25日生まれの天秤座の25歳で、血液型はB型[33][26]。自らブティックを構え、パリコレにも彼のデザインの服飾は出展しているようである[33]。ドルクルスを堀口が見つけたときと同時期にカリンに勧誘され、覚醒する[25]。風のトライブに参加したのも涼子に一目ぼれしたことが理由だが、彼女からは惚れた弱みを持ち、アッシーくん扱いにされて振り回され[31]、車のみ拝借されることも[32]。涼子の同窓会のドレスやウェディングドレスなども仕立てたことがある[26]。一見軟派で軽薄な些細なことを気にしない、さばさばした性格の主体性のないお調子者で、当初はグランセイザーの使命感には無頓着だったが[32]、それゆえにカリンの主張には本能的にその危うさに気が付いていた節がある[33]。仲間や友人を大切にする、困っている人を見ると放っておけない面倒見がいい性分ということもあって[26]、やがてジムで体を鍛えたり、現場への一番乗りを狙うなど、自分の背負っている運命を徐々に理解し、地球を守るために命をかけるようになる[32]。ドルクルスの操縦は得意なようで、セイザーリオンの操縦するガルーダを撃破したことがある。愛車はホンダ・S2000[26][32]。
- スーパーバトルメモリーでは眼鏡をかけており、涼子と再会した際に自分がデザインしたベビー服をプレゼントした。
- 苗字の由来は「秤」。「秤谷長介」という案もあった[5]。
大地のトライブ
一匹狼の直人、炎のトライブに協力的な蘭、豪からなるチーム。そのためか全員揃って行動することが少なく同じトライブ同士の交流も少ない。
松坂 直人 () / セイザータウロン- 大地のトライブのリーダー格[34]。『拳王流』の技を極めるプロ格闘家[35][34]。1977年5月5日生まれの牡牛座の26歳で、血液型はA型[36][35]。両親に赤ん坊のころに捨てられた後、養護施設で育てられ、強靭な肉体と強い精神力、反射神経を得たことで、「敗北を知らない男」[35]と呼ばれるほどあまりに強過ぎたため他の選手から忌避されて対戦相手がいなくなり、プロ格闘家としての道を閉ざされてしまったが、鳳凰山に近い山中でのトレーニング中、ガルーダとドルクルスの戦いを目撃し、クラウドドラゴンに宇宙空間から照射された覚醒エネルギーを浴びて覚醒する[出典 6]。最初はグランセイザーの使命よりも、グランセイザーの力で自分の強さにさらに磨きをかけることに興味を抱いていた[34]。当初は佐伯カリンに騙され炎のトライブを敵視していたが、天馬もろともドルクルスの攻撃を受けた以後は風のトライブとは敵対する立場だった。単独行動を好むため、リーダー格でありながら仲間をなかなか取りまとめようとしなかった[34]。そのため、当初は豪、蘭のことをガンシーサー起動のために必要な存在としか見ていなかったが、涼子の言葉を聞いたことで心を開き、蘭や豪の言葉を受け入れる[37]。その後も森林地帯での戦闘にいきなり現れるなど神出鬼没ではあったが、豪と共に蘭を守るなど、仲間想いな面が見られるようになった。愛車はホンダ・エレメント。
- 戦いが終わった後、仲間たちの祝福を受けながら、涼子と結婚した(ただし交際の経緯は不明だが、涼子が勤めるスポーツジムで体を鍛えていた[35])。
- 『幻星神ジャスティライザー』では第42話・第43話にも登場。翔太のバイク便でジムに配達しに来た姿や性格を天馬にそっくりであると評した。
早乙女 蘭 () / セイザーヴィジュエル- プロを目指すストリートダンサー[38][39]。1983年9月22日生まれの乙女座の20歳で、血液型はO型[40][38]。親友のユーコと共に中学のころから一流のダンサーとなってユニット「7th Avenue」を一緒に組み、自由の女神の前で踊ることを夢みる[38]。幼馴染みの赤木淳也[注釈 2]が強盗容疑で指名手配され、事件の主犯であった内藤竜次から豪を守ろうとしたことで激しい怒りから覚醒[37][39]。感受性が強く、宇宙の意思に、地球人類は絶滅者ボスキートの子孫ではないことを交信して伝える役目を与えられており[注釈 3]、水晶板に触れることによりウオフ・マナフのメッセージを読み取る能力がグランセイザーの中で最も優れた人物[38][39]。元気で明るい性格で、孤高の直人と堅物の豪を上手く取りまとめていた[39]。炎のトライブとしばしば行動を共にし、特に剣とは仲が良いが、恋人までには至っていない模様[39]。また、大地のトライブで唯一単独でガンシーサーを操縦したことがない。愛車はホンダ・ザッツ。
神谷 豪 () / セイザートラゴス- 城西警察署公園前交番[注釈 4]に勤務する警察官[出典 7]。1978年1月3日生まれの山羊座の25歳で、血液型はB型[42][43]。強盗容疑をかけられ、先輩の鳴海昌平巡査を襲った淳也を逮捕しようとした時に発砲され、逆上したことで覚醒[37][44]。だが、初装着した際は怒りに任せてそのまま淳也を殴ろうとした[42][37]。そのため、当初は関係のない人々の命がグランセイザーとして戦うことで、危険に晒されることを恐れていた[44]。素直で優しい性格の持ち主で、正義感が強く職務に忠実で、悪を許さないが、規律を重んじるがあまりに、自分の管轄の平和を守ることを地球の平和を守ることよりも優先するような、少しズレた感覚があり、地球を救うために自らの命を引き替えにしようとしたこともある[43][44]。仁から「石頭の超鈍感男」と呼ばれるほど度が過ぎて融通が利かないため、すぐに取り乱してしまうこともあり、仲間たちから浮くこともある[43]。また、クソ真面目な堅物であるにもかかわらず、本質的に熱血タイプの似た者同士の天馬とは妙にウマが合うようであり、行動を共にすることもある[42][44]。アヤ・ステイシーの身柄もすぐに国防省側に明け渡そうとしていたが、結局は遊園地でデートをした。当初から風のトライブに敵対する立場で、セイザーダイル=仁とは度々交戦したが、和解後は苦手な合コンに誘われるほど仁と仲が良いが、遊び人である彼とは衝突しがちである[44]。愛車はホンダ・XR(天馬から貰った車種)。
- 苗字は山羊を連想させる「紙」(紙→かみや)に、名前は山羊に由来する(goat→ごうと→ごう)[5]。
水のトライブ
リヴァイアサンにより、神鯨島に引き寄せられた3人からなるチーム。登場初期は他のトライブとは距離を置いていた。第2部より登場。そのため第1部で繰り広げられていたグランセイザー同士の戦いも経験していない。
反町 誠 () / セイザーゴルビオン- 水のトライブのリーダー格[45]。フリーのフォトグラファー[出典 8]。1979年11月3日生まれの東京都出身の蠍座の24歳で、血液型はAB型[46][47]。最年少で98年のアフガン戦争やイラクを取材するなど世界各地の戦場という生死の境に身を置いて渡り歩いてきたこともあり、早期に覚醒し、用心深く(愛と辰平以外には)猜疑心の強い性格のリアリスト[46][45]。「戦う組織はみな軍隊で、リーダーが不在の軍隊はあり得ない」として、グランセイザーも軍隊で、水のトライブのリーダーを自称していた[45]。しかし後に愛や辰平と共に他のトライブと結束する。内心は天馬のことをグランセイザーのリーダーのようなものだと認めていた。戦場を主に撮影していたが、覚醒してからは街の野良猫の写真を撮ることもあった。また、戦いが終わってからは蘭を被写体に写真を撮っていた。愛車はホンダ・ストリーム(4輪)、ホンダ・フュージョン(2輪)[45]。
- 苗字の由来は蠍を連想させる「反」[5]。
魚住 愛 () / セイザーパイシーズ- 洸の勤務する京南大学付属病院に配属された看護婦見習い[出典 9]。1986年2月26日生まれの魚座の17歳で、血液型はAB型[48]。洸に憧れを抱き、共に働けることを嬉しく感じている[49]。母子家庭の一人っ子で、一人きりで生きてきたためかファザコンで[48]、親も兄妹もなく、天涯孤独であったが、幼少期から自分をずっと援助してきた「ドクターベアー」という足長おじさんを慕っており、まだ見ぬ彼にいつ会っても恥ずかしくないように、コツコツと修業を重ねている努力家タイプ[49]。慈悲深いが涙もろい。辰平がひそかに想いを寄せているが、本人は気付いていない。容姿については蘭からは「コケシみたいに地味な顔」と評される。敵であっても怪我人であれば治療を施したり、ロギアとルシアに戦いを止めるよう懇願するなど、しっかり者の平和主義者[49]。
- 苗字の由来は「魚」。[要出典]
三上 辰平 () / セイザーギャンズ- 八景島シーパラダイスに勤務する新人のイルカの調教師見習い[出典 10]。1983年6月30日生まれの蟹座の20歳で、血液型はO型[50]。髭を生やしている。動物や自然、子供を愛する優しい青年[51]。サーフィンが趣味[46]。白イルカのミックは辰平にとっては先生でもあり、親のような存在でもある[50]。愛とは幼馴染のサーフィン仲間で、彼女に密かに恋愛感情を抱いており、地球より愛を守るために戦っているが、彼女からは弟のように頼りなく思われている[出典 11]。誠、愛とともにリヴァイアサンを発見したことから水のトライブであることは判明していたが、その優しさからなかなか覚醒できず12人中でも最後に覚醒した[51]。ギグファイターとの戦闘中に罠に落ちたことや、グランビークルを撃墜され重傷を負ったこともある。また、水のトライブで唯一リヴァイアサンを操縦したことがない。
- 苗字の由来は「蟹」(蟹→みかに→みかみ)。[要出典]
グランセイザーの関係者たち
- 堀口 一郎博士
- 宇宙考古学者[52]。50歳[53][52]。本来は学界の異端児として有名で、批判的な意見も多い東亜大学堀口研究室の大学教授で未加の師であったが、超古代の水晶板のデータを解析したことでグランセイザーの秘密を知り、彼らの良き協力者となる[52]。「アンポンタン」が口癖。水晶板を見つける3年前まではカツラを着用していた[注釈 5]。最終回の直人と涼子の結婚式でブーケをキャッチした。
- 「アンポンタン」というセリフやカツラ、メモを取るシーンは赤星本人が取り入れた[54]。
- 御園木 篤司
- 国防省特命課課長[55][56]。43歳[57][56]。彼が堀口宛ての特殊な電波による盗聴防止用の専用特殊携帯電話を、バイク便で働いていた天馬に届けさせたことから物語は始まる。当初はグランセイザーの力を掌握して国防能力を優位に置こうとしていたが、ウオフ・マナフのことを知ってからは国防省として全面的にバックアップするようになり、堀口への莫大な研究資金の援助などを行う[57][55][56]。時には冷徹な指示を下す。
- 和久井 正樹
- 国防省科学技術局局長[58][52]。アンデス山脈の遺跡から発掘されたオーパーツの調査を堀口から依頼され[58][52]、御園木からアンデスの洞窟で発掘されたガントローラーの修復作業を依頼される。実は愛の父親で、極秘任務のため妻子と別れていたが、娘を心配して「ドクターベアー」を名乗り、足長おじさんの如く彼女の学費などを援助していた[48][52]。
- 「大きな窓がある夕陽が見える部屋」を好むという設定は、和久井を演じる油井が夕陽評論家であることに由来する[27]。
- 沖田 総一郎
- 特命課の実戦部隊である地球防衛隊「月光」隊長[56]。御園木の命を受け、グランセイザーと共に戦う。後にユウヒの遠隔操作を担当する。まだ国防省にグランセイザーの一員として認められていなかった水のトライブの3人を、いち早くグランセイザーとして認めた。
その他の宇宙人
ウオフ・マナフとは無関係な宇宙人[59]。
- フリード
- 第36話に登場[59]。アジャンテ星の警察官[60][59]。相棒の仇であるクリミネル星人を追って地球に来るが、撃たれてしまい、瀕死の体となったところを仁の親友の中尾真司の肉体を乗っ取って仁と共に追いかける[60]。タリアス、ミトラス、ダイルの協力を得てクリミネル星人を倒した後、昇天する。