量の次元
基本量と対応する因子の冪乗の積によって、ある量と基本量とのを表したもの / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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量の次元(りょうのじげん、英: dimension of a quantity)とは、ある量体系に含まれる量とその量体系の基本量との関係を、基本量と対応する因数の冪乗の積として示す表現である[1][2][3]。 ISOやJISなどの規格では量 Q の次元を dim Q で表記することが規定されている[1][2]が、しばしば角括弧で括って [Q] で表記される[4][注 1]。 なお、次元は単位と混同が多い概念であるが[4]、量体系に対して定まる概念であり、単位系の選び方には依らない。
次元は量の間の関係を表す方法であり、量方程式の乗法を保つ。ある量 Q が二つの量 q1, q2 によって量方程式 Q = q1 q2 で表されているとき、それぞれの量の次元の間の関係は量方程式の形を反映して
- [Q] = [q1] [q2]
となる。基本量 A,B,C,... と対応する因子を [A],[B],[C],... で表したとき、量 Q の次元は
- [Q] = [A]a [B]b [C]c ×...
の形で一意に表される。このとき冪指数 a,b,c,... は次元指数と呼ばれる。全ての次元指数がゼロとなる量の次元は指数法則により1である。次元1の量は無次元量(英: dimensionless quantity)とも呼ばれる[5][2][3][6]。