『随想録』(エッセイ)は、シンガーソングライター・さだまさしのライヴ・アルバムである。
概要 『随想録』, さだまさし の ライブ・アルバム ...
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『随想録』は1978年から1979年までのライヴ・テイクからの編集盤である。楽曲だけでなく、ステージでのトークや休憩時間の余興まで収録されており、発表当時の公演形態(2部構成+アンコール)にあわせ、さだまさしコンサートに仕立てられている。
初出のLPでは、第1部・第2部をそれぞれDISC1・2にまとめたLP2枚組と、アンコール・ディスクとしてシングル盤1枚を付属した計3枚組仕様であった。最大可能収録時間の違いもあり、カセット・テープ版や再発されたCD盤では2枚組にまとめられている。
DISC 1
アナログB面
- 最終案内
- 1978年11月3日 名古屋市民会館
- 敗戦投手
- 1978年11月3日 名古屋市民会館
- 結婚直前に婚約破棄された男の惨めさをサヨナラ・ホームランを浴びたピッチャーにたとえてコミカルに歌う。このライヴ・アルバム中唯一オリジナル・アルバムにもシングルにも収録されていない楽曲であったが(替え歌である「雨どりや」を除く)、2007年発売の「LIVE BEST」に収録された。
- 間奏部分にフベンティーノ・ローサス作曲のワルツ「波濤を越えて」の旋律が引用されている[1]。
- 第三病棟
- 1978年11月2日 大阪フェスティバルホール
- さだが「ピアノ弾き語り」と称してトイ・ピアノを演奏する。
- 晩鐘
- 1978年11月1日 大阪フェスティバルホール
DISC 2
アナログC面
- 休憩〜 雨どりや
- 1979年5月12日 いわき市平市民会館
- タイトルで「どりや」の3文字には傍点が打たれており、本人のヒット曲「雨やどり」の替え歌であることを強調していた。
- この歌は、当時のコンサートでは休憩中にメンバーの気が向いた時に披露されていた。当初レコーディングの予定は無かったが、資料用に録音していたカセットテープから収録した。そのためこの曲のみモノラルとなっている。
- 関白宣言
- 1979年8月28日 歌舞伎座
- 木根川橋
- 1979年9月2日 新宿厚生年金会館
- 療養所(サナトリウム)
- 1979年8月28日 歌舞伎座
アナログD面
- MC〜転宅
- 1979年9月2日 新宿厚生年金会館
- 掌
- 1979年8月28日 歌舞伎座
- 飛梅
- 1978年11月3日 名古屋市民会館
- つゆのあとさき
- 1978年11月3日 名古屋市民会館
DISC 3
アナログE面
- ひき潮
- 1979年8月28日 歌舞伎座
アナログF面
- epilogue〜天までとどけ(レコードヴァージョン)
DISC1
- overture〜交響楽(シンフォニー)
- きみのふるさと
- トーク(1)
- 案山子
- 秋桜(コスモス)
- 最終案内
- トーク(2)
- 敗戦投手
- トーク(3)
- 第三病棟
- 晩鐘
DISC2
- 休憩〜 雨どりや
- 関白宣言
- トーク(4)
- 木根川橋
- 療養所(サナトリウム)
- トーク(5)
- 転宅
- 掌
- 飛梅
- トーク(6)
- つゆのあとさき
- ひき潮
- epilogue〜天までとどけ(レコードヴァージョン)
-
- すべて作詩[2]・作曲:さだまさし
- カセットテープ盤では、Side-B以降から収録曲を1曲ずつ前面に移動させ、アンコールシングルの2曲もSide-Dに収録された。
- 1978年11月1日/1978年11月2日 大阪フェスティバルホール
- 1978年11月3日 名古屋市民会館
- 1979年5月12日 いわき市平市民会館
- 1979年7月2日 大阪フェスティバルホール
- 1979年8月28日 歌舞伎座
- 1979年9月2日 新宿厚生年金会館
「波濤を越えて」は「回転木馬」(アルバム『夢回帰線』収録)の間奏でも引用されている。
さだまさしの作品はすべて「作詞」ではなく「作詩」とクレジットされているので、誤記ではない。