音楽大全
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『音楽大全』(おんがくたいぜん)、ないし、『シンタグマ・ムジクム』(Syntagma Musicum) は、ドイツの作曲家、オルガン奏者、音楽理論家であったミヒャエル・プレトリウスが執筆し、1614年から1620年にかけて出版された全3巻からなる著作。ヴィッテンベルクとヴォルフェンビューテル(ドイツ語版)において出版された。17世紀の音楽理論や演奏実践についての研究素材として最も広く用いられている史料のひとつである[1]。第2巻は『De Organographia illustrates』と題され、楽器やその使用方法について説明されている。本書は、初期の楽器についての研究や再現において貴重な手引きとなっている。出版はされることはなかったが、第4巻の執筆も着手されていた。
第2巻のみ日本語訳が出版されている[2]。