響きと怒り
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『響きと怒り』(ひびきといかり、原題:The Sound and the Fury )は、アメリカ合衆国の小説家ウィリアム・フォークナーの小説である。1929年に発表された。ジェイムズ・ジョイスやヴァージニア・ウルフなど20世紀ヨーロッパの小説家が開拓した「意識の流れ」と呼ばれる手法など多くの叙述スタイルを採用した。フォークナーにとっては4作目の小説であるが、発売当時は評判を呼ばなかった。しかし1931年、フォークナーの第6作『サンクチュアリ』(フォークナーが後に主張したように、この扇情的な話は金のためだけに書かれた)が出版されると、『響きと怒り』も売れるようになり、フォークナーに批評家の注目を集めるようになった。
概要 著者, 原題 ...
First edition cover | |
著者 | ウィリアム・フォークナー |
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原題 | The Sound and the Fury |
国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
ジャンル | 南部ゴシック小説 |
出版社 | ジョナサン・ケープ、ハリソン・スミス |
出版日 | 1929年 |
出版形式 | ハードバックおよびペーパーバック |
ページ数 | 336 |
ISBN | 0-679-73224-1 |
OCLC | 21525355 |
813/.52 20 | |
LC分類 | PS3511.A86 S7 1990 |
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1998年、モダンライブラリーは20世紀の英語小説100傑の第6位に『響きと怒り』を挙げた。