騎士修道会
主として十字軍時代に聖地エルサレムの防衛とキリスト教巡礼者の保護・支援を目的として創設された中世のローマ・カトリックの修道会 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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騎士修道会(きししゅうどうかい)は、主として十字軍時代に聖地エルサレムの防衛とキリスト教巡礼者の保護・支援を目的として創設された中世のローマ・カトリックの修道会[1]。単に騎士団とも。修道会の一形態であり、騎士は入会にあたり修道誓願(独身、私有財産の放棄、神への従順)を立て修道士となる必要があり、「戦う修道士」とも呼ばれた。多くの騎士修道会はローマ教皇保護のもと数々の「大特権 (libertas maior)」を与えられ、国家権力からの独立を保った[2]。騎士修道会は当時としては稀有な常備軍であり、十字軍や聖地エルサレムの防衛、イベリア半島と東ヨーロッパにおける戦いなど、異教徒との戦いにおいて歴史的に重要な役割を担った。