高山社
1884年に設立された養蚕業の研究所・教育機関 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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高山社(たかやましゃ)あるいは養蚕改良高山社(ようさんかいりょうたかやましゃ)は、1884年(明治17年)に設立された養蚕業の研究所・教育機関である。
巡回教師の派遣と蚕業学校の展開によって、長五郎が確立した養蚕技法「清温育」の普及に大きく貢献した。清温育をはじめとする、温暖育に由来する技法と、清涼育に由来する技法を組み合わせた「折衷育」は明治中期以降の標準的な養蚕技術であり、その普及の一翼を担った。
高山社は1887年(明治20年)に本部を移転したが、それまで本部となっていたのが長五郎の住宅であり、そこが養蚕技術の研究や伝習の場にもなっていた。その旧宅は高山社跡(たかやましゃあと)として国の史跡に指定されており、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産となっている。