黄金虫 (小説)
エドガー・アラン・ポーの短編小説 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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「黄金虫」(おうごんちゅう / こがねむし、原題:The Gold-Bug)は、1843年に発表されたエドガー・アラン・ポーの短編小説。語り手とその聡明な友人ルグラン、その従者のジュピターが、宝の地図を元にキャプテン・キッドの財宝を探し当てるまでを描く冒険小説である。また厳密には推理小説の定義からは外れるものの[1]、暗号を用いた推理小説の草分けとも見なされている[2]。
概要 黄金虫 The Gold-Bug, 作者 ...
黄金虫 The Gold-Bug | |
---|---|
「ハルピン」という作者による初期の挿絵 | |
作者 | エドガー・アラン・ポー |
国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
ジャンル | 短編小説、推理小説、冒険小説 |
発表形態 | 新聞掲載 |
初出情報 | |
初出 |
『フィラデルフィア・ダラー・ニュースペーパー』 1843年6月21日号・28日号 |
刊本情報 | |
収録 | 『物語集』 |
出版元 | ワイリー・アンド・パトナム社 |
出版年月日 | 1845年6月 |
受賞 | |
掲載紙懸賞・最優秀賞 | |
日本語訳 | |
訳者 | 山縣五十雄、本間久四郎 |
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この作品は『フィラデルフィア・ダラー・ニュースペーパー』の懸賞で最優秀作となり、ポーは賞金として100ドルを得た。これはポーが単独作品で得た収入ではおそらく最高額である[3]。「黄金虫」はポーの作品のうち、彼の存命中もっとも広く読まれた作品となり[4]、暗号というトピックを出版界に広く知らしめる役割を果たした[5]。