Loading AI tools
1989年の斉藤由貴のオリジナル・アルバム ウィキペディアから
『âge』(アージュ)は、斉藤由貴の通算8枚目のオリジナル・アルバム。1989年4月21日発売。発売元はポニーキャニオン。
タイトルの「âge」とは、フランス語で ″年齢″ ″年代″ ″成熟″ という意味である[2](英語のageと同じ)。
崎谷健次郎によるプロデュース作品で、井上陽水の曲をカヴァーしたシングル「夢の中へ」と同時リリースされた。各作品の両立を図るため、「夢の中へ」はアルバム未収録とされ、シングル・カップリング曲の「あなたの存在」を収録している。これにより、ミニ・アルバムや企画アルバム(ベスト含む)を除いて過去に発売されたフル・アルバムでは、初めてシングルA面曲を含まないアルバムとなった。ポニーキャニオンの方針により、この作品以降12インチアナログレコードは販売されなくなった。
前作まで編曲・サウンドプロデュースを務めてきた武部聡志が勇退し、本作では作曲・編曲をすべて崎谷健次郎が担当した。崎谷は「月野原」を提供したセカンド・アルバム『ガラスの鼓動』から楽曲制作に関わっているが、その頃から斉藤の作品をプロデュースする構想を抱いていたとされる。斉藤もまたテーマを持った教会音楽様のアルバム制作を想定し、崎谷からの楽曲提供を希望していたとされる。斉藤の希望は前作『TO YOU』にて異なる形として発表されたため、崎谷は『TO YOU』、前々作『PANT』のいずれとも異なるテーマを模索していた。当時海外で台頭し始めていたハウス・ミュージックを国内でもいち早く採り入れ、かつ、それまでにない斉藤のアーティスト性を表現するポップス作品となった。同日発売の崎谷のアルバムもハウス・ミュージックが基調となっている。また、デビュー以来、後ろ髪の長かった斉藤がセミロングとなったアルバム・ジャケットのヴィジュアル・プロデュースも崎谷が手がけたことで話題となった。
作詞は「あなたの存在」を除いた全曲、当時同じくポニーキャニオンに所属していた谷山浩子が担当。のちに、数曲が谷山によってカヴァーされた。谷山作詞楽曲のひとつ「LUCKY DRAGON」は、フジテレビ系テレビドラマ『LUCKY! 天使、都へ行く』の主題歌として使用された。
本作と、同時発売のシングル「夢の中へ」の両方を購入した人向けの特典として、「YUKI'S BRAND アンブレラ」が抽選でプレゼントされる応募券がCD帯に印刷されている。
2003年9月18日発売のCD-BOX『斉藤由貴 CD-BOX 2』にリマスタリング音源で収められた。こちらは限定生産のため、現在は入手困難となっている。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.