ファルコンヘビー
ウィキペディア フリーな encyclopedia
ファルコンヘビー (Falcon Heavy) は、アメリカのスペースX社が開発した宇宙飛行用の大型ロケット(打ち上げ機)である[3]。ファルコン9ロケットの発展型であり、以前は「ファルコン9ヘビー (Falcon 9 Heavy)」とも呼ばれていた。二段式ロケットの構造をもち、一段目・二段目ともに推進剤にLOX/RP-1の組み合わせを使っている。2018年2月6日に初めて打ち上げられた[4]。
概要 ファルコンヘビー, 基本データ ...
ファルコンヘビー | |
---|---|
ファルコンヘビー | |
基本データ | |
運用国 | アメリカ合衆国 |
開発者 | スペースX |
運用機関 | スペースX |
使用期間 | 2018年 - 現役 |
射場 |
ヴァンデンバーグ空軍基地 SLC-4E(英語版) ケープカナベラル空軍基地SLC-40 |
打ち上げ数 | 9回(成功9回) |
開発費用 | 5億ドル |
打ち上げ費用 |
9,000万ドル (再使用) 1億5,000万ドル (使い捨て)[1] |
原型 | ファルコン9 |
公式ページ | Falcon Heavy |
物理的特徴 | |
段数 | 2段 |
ブースター | 2基 |
総質量 | 1,420 t[2] |
全長 | 70 m[2] |
直径 | 3.66 m |
軌道投入能力 | |
低軌道 | 63,800 kg[2] |
静止移行軌道 | 26,700 kg[2] |
火星軌道 | 16,800 kg[2] |
テンプレートを表示 |
閉じる
ファルコンヘビーの打ち上げ能力はアポロ計画で使われたサターンVロケットの半分弱にも匹敵するもので、そのペイロードは低軌道に63,800 kg、静止トランスファ軌道に26,700 kg、火星軌道に16,800 kgにも上る[2]。その積載能力から超大型重量貨物打ち上げ機に分類されている[5]。