可変電圧可変周波数制御
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可変電圧可変周波数制御(かへんでんあつかへんしゅうはすうせいぎょ)英語Variable voltage variable frequency control(英語略称VVVF)とは、インバータ装置などの交流電力を出力する電力変換装置において、その出力交流電力の実効電圧と周波数を任意に制御する手法である。
日本では、鉄道車両の交流モータ駆動方式として、可変電圧可変周波数を英語に直訳した語[1] の頭文字をとって、VVVF制御(ブイブイブイエフせいぎょ、もしくは、スリーブイエフせいぎょ[2]、トリプルブイエフ制御[3])と呼ぶが、鉄道分野以外で一般に「電動機の可変速駆動制御」などと呼ばれるものに含まれる[4]。家電分野ではインバータ・エアコンなどに使われる。
なお、概要の項で示される通りVVVFは和製英語であり、英語圏では主にVFD[5](鉄道車両などではTraction inverter)などと呼称もしくは記述されることが多い。
- 半導体素子を用いた直流を交流に変換する装置は → インバータ
- 直流電化区間で運転される鉄道車両の補助電源装置は → 静止形インバータ
- 電圧-周波数比例モータ制御は → VVVFインバータ制御
- 鉄道関係(技術解説)は → 電気車の速度制御
をそれぞれ参照の事。