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アイシン・エィ・ダブリュ

日本の自動車部品メーカー ウィキペディアから

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アイシン・エィ・ダブリュ株式会社: AISIN AW Co.,Ltd.、中:爱信AW株式会社)は、かつて存在したオートマチックトランスミッション(世界シェア1位)、カーナビゲーションシステム(世界シェア2位)などを開発、製造、販売する大手自動車部品メーカー。アイシングループ主要6社[6]の一つ。

概要 種類, 市場情報 ...

社名である「エイ・ダブリュ」は、初代社名であった「アイシン・ワーナー」(Aishin Warner)の頭文字に由来し、合弁していたボルグワーナーとの提携が解消後もその名残として残していたものである。

アイシン精機の子会社であったが、アイシン精機単独と比較すると売上高はほぼ変わらず、経常利益額や従業員数は上回っていた。2021年4月にアイシン精機と経営統合を行い、現在のアイシンとなった。

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概要

主力のオートマチックトランスミッション事業では世界初のFR車用8速の開発やFF用6速の製品化を行っている。シェアは世界1位。

またTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)をはじめ、自動車部品メーカーで唯一ハイブリッドシステムの製品化、販売を行っている。

もう一つの主力であるナビゲーションシステム事業では、ナビオートマチックトランスミッション協調システム、音声案内(ボイスナビゲーション)、オートリルート、交差点拡大表示等を開発している。また、2011年よりカーナビゲーションスマートフォンアプリ「ナビエリート」を販売している。

沿革

  • 1969年昭和44年)5月 - アイシン精機とアメリカの自動車部品メーカーボルグワーナー社との合弁会社、アイシン・ワーナー株式会社として設立。
  • 1983年(昭和58年)3月 - 愛知県刈谷市に子会社のサンワ工業株式会社(現・アイシン・エィ・ダブリュ工業)を設立。
  • 1988年(昭和63年)3月 - アイシン・エィ・ダブリュ株式会社に社名変更。
  • 2009年平成21年)
    • 5月 - ポルシェから「サプライヤーオブザイヤー2008」を受賞。最高位受賞は日本企業として初めて。
    • 6月 - 開発したホイールモータシステムを搭載したトヨタ自動車の「i-REAL」が中部国際空港で披露され、案内・警備用としての実証実験がスタートした。
  • 2012年(平成24年)12月 - 自動車用自動変速機(AT)の生産累計1億台を達成。1969年10月に、1号機となるFR3速AT「トヨグライド」(クラウン、センチュリー向け)の生産を開始して以来、43年3か月での達成。
  • 2014年(平成26年)12月 - タイ・チョンブリー県に自動変速機(AT)工場を建設し、2017年7月に稼働する事を発表。投資額は約100億円。年産能力は12万台。後輪駆動(FR)車用ATを生産し、トヨタ自動車の現地工場に供給する。全額出資子会社「AWタイランド」を2015年1月に設立し、工場を同県のヘマラート・イースタン・シーボードII工業団地に建設。土地面積は約21万平方メートル、建屋面積約3万平方メートル。従業員は300人ほどになる。
  • 2017年(平成29年)11月 - 岐阜県瑞浪市ソニー瑞浪跡地に子会社・エィ・ダブリュ瑞浪を設立。2018年11月に工場稼働開始[7]
  • 2018年(平成30年)- 中国の広州汽車集団浙江吉利控股集団とそれぞれ合弁会社を設立。2020年以降に広東省浙江省の工場で前輪駆動車用6速ATを40万台ずつ生産する予定[8]
  • 2019年(平成31年、令和元年)
    • 4月 - アイシン・エーアイ株式会社を経営統合。
    • 5月 - エィ・ダブリュ・ノースアメリカ株式会社、エィ・ダブリュ・テキサス株式会社を設立。
    • 9月 - トヨタ自動車およびLINEと「LINEカーナビ」を開発。
  • 2021年(令和3年)4月 - アイシン精機と経営統合し、株式会社アイシンとなった。
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工場

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岡崎工場
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岡崎東工場

その他

  • コーポレートスローガン「Driving Innovation」
  • 2013年10月15日、本社第2工場において爆発による火災が発生した[9][10]

脚注

関連項目

外部リンク

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