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アイスクリームサンドイッチ

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アイスクリームサンドイッチ
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アイスクリームサンドイッチ英語: ice cream sandwich)は、アイスクリームを2枚のビスケットワッフルクッキーなどで挟んだ冷たいデザート

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アイスクリームサンドイッチの例

アメリカ合衆国では、子どもに人気の高いデザートである[1]

硬く凍った状態より、ほんの少し溶けて軟らかくなっている状態のほうが、風味をしっかり味わうことができるため、自宅の冷凍庫に保管しているものを食べる場合には、食べる5分から10分前に冷蔵庫に移しておくほうが、よりおいしく食べられるとされる[2]

世界各国の状況

要約
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アメリカ合衆国

1902年のニューヨーク・トリビューン紙には「1899年ニューヨーク市近郊のアイスクリームスタンドでアイスクリームをチョコレートウエハースにサンドイッチしたアイスクリーム・サンドイッチが大流行」と掲載されている[3]1905年にはニュージャージー州の海岸でアイスクリーム・サンドイッチを売るスタンドを撮った写真も残されている[3]

イラン

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ワッフルのような生地にアイスクリームを挟む

イランでは伝統的なアイスクリームのバスタニー・ソンナティーは、薄いワッフルのような生地(日本のモナカの皮にも例えられるが、特に味はない)で挟んで食べることがある[4]

タイ

タイ王国では、アイスクリームをパンに挟むアイスクリーム・カノムパンIcecream Khanom Pang)、カノムパンアイスクリームが食されている(「カノムパン」は「パン」の意)[5][6]。アイスクリームはココナッツやチョコレート、イチゴが定番で、複数の味をミックスできるほか、ココナッツミルクで煮たもち米練乳、チョコレートソースをトッピングすることもある[5]

パンとアイスクリームの組み合わせは、タイでは定番でもあるため、アイスクリームの屋台などでアイスクリームを購入する場合は、カップかアイスクリーム・コーンかパンにするか選択できる[6][7]。パンには屋台ではコッペパンが使用されることが多いが、食パンも使用される[6]

日本

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ビスケットサンド(森永製菓

日本ではアイスサンド[8]サンドアイス[9]や、クッキー2枚で挟んだものをアイスクッキーサンド[10]、ビスケット2枚で挟んだものをビスケットサンド[11]などと呼ぶこともある。また、日本においてはパンにアイスクリームを挟んだものを「アイスクリームサンドイッチ」と呼ぶこともある[12]

チョコモナカジャンボ森永製菓)などのアイスモナカも、アイスクリームサンドイッチのカテゴリーに入れられる。

沖縄県を中心に展開しているブルーシールアイスクリームの「ポーラーベア バニラ」は、バニラアイスを2枚のココアビスケットで挟んだ商品で、1960年代から販売されているロングセラー商品である[13]。パッケージに描かれたシロクマから「シロクマ」の愛称で親しまれている[13]

日本アイスクリーム協会によれば、日本では1950年代にはアイスクリームサンドイッチが登場している[2]。アイスクリームが冬季にも食される「通年型デザート」として定着したことなどもあって、アイスクリーム類と氷菓の2018年度の販売額は6年連続で過去最高を更新しており、アイスクリームのスイーツ化が進んでいると共に付加価値が求められるようになっている[2]。アイスクリームサンドイッチは片手に持って、手軽に食べられることから、人気を集めている[2]

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出典

外部リンク

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