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アイ・ショット・ザ・シェリフ

ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの楽曲 ウィキペディアから

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アイ・ショット・ザ・シェリフ」(I Shot the Sheriff)は、ボブ・マーリーが作詞作曲し、ザ・ウェイラーズ1973年に発表した楽曲。エリック・クラプトンのカバー・バージョン(1974年)が全米1位を記録した。

概要 「アイ・ショット・ザ・シェリフ」, ザ・ウェイラーズの楽曲 ...
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概要

作詞作曲はボブ・マーリー。マーリーはのちにこう述べている。「俺は『そいつ警官を撃った(I shot the police)』と書きたかったが、そう言おうものなら政府の奴らは黙っちゃいなかっただろう。だから『そいつ保安官を撃った』にしたんだ。どっちにしろ『司直』という意味には変わりはないけれどね」[1]

1973年春、ジャマイカキングストンのハリー・J・スタジオでレコーディングは行われた。プロデューサーはウェイラーズ自身が務めた。同年4月にアルバム『キャッチ・ア・ファイア』が発売され、グループはアルバムのプロモーションのためのツアーに発った。その間、クリス・ブラックウェルはロンドンのアイランド・レコードのベイシング・ストリート・スタジオでオーバーダビングし、リミックスした[2]

同年10月19日に発売された『バーニン』に「アイ・ショット・ザ・シェリフ」は収録された。

1975年12月に発売されたライブ・アルバム『ライヴ!』にライブ・バージョンが収録される(同年7月のロンドンのライシアム・シアターでの公演)。

1991年2月、ライブ音源を中心とするコンピレーション・アルバム『Talkin' Blues』が発売。上記の『ライヴ!』の音源のロング・バージョンが収録される[3]

2003年6月に発売されたライブ・アルバム『Live at the Roxy』にライブ・バージョンが収録される(1976年5月26日の米国のウェスト・ハリウッドでの公演)。

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エリック・クラプトンのバージョン

概要 「アイ・ショット・ザ・シェリフ」, エリック・クラプトン の シングル ...

1974年4月から5月にかけて、エリック・クラプトンマイアミクライテリア・スタジオに入り、トム・ダウドのプロデュースの下、4年ぶりのスタジオ・アルバムのレコーディングを行った。ギタリストのジョージ・テリーはレコーディング中、クラプトンの気を引くためにウェイラーズの『バーニン』をスタジオに持ってきた。テリーは中でも「アイ・ショット・ザ・シェリフ」に夢中で、カバーするようクラプトンを説得した。クラプトンはレゲエのメロディが「ハードコア」過ぎると言って難色を示したが、バンドのメンバーたちは「絶対にヒットシングルになるから」と彼を納得させた[6]。バッキング・ボーカルはイヴォンヌ・エリマンとテリーが務めた。

同年6月、米国でシングルとして発売[4]。B面には自作の「ギヴ・ミー・ストレングス」が収録された。7月、アルバム『461 オーシャン・ブールヴァード』が発売。7月19日、イギリスでシングルとして発売[5]。シングルバージョンはアルバムより短い。同年9月14日付のビルボード・Hot 100で1位記録した。イギリス9位、カナダ1位、西ドイツ4位、オランダ5位、ベルギー7位、ニュージーランド1位と世界的に大ヒットした。

2017年のドキュメンタリー映画『Eric Clapton: Life in 12 Bars』のサウンドトラック・アルバムに6分50秒の「Full Length Version」が収録されている[7]

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脚注

関連項目

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