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アカトマトガエル

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アカトマトガエル
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アカトマトガエルDyscophus antongilii)は、ヒメアマガエル科トマトガエル属に分類されるカエル

概要 アカトマトガエル, 分類 ...
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分布

マダガスカル北東部[1][2][3]固有種

形態

体長6-7センチメートル、メス9-11センチメートル[1]。体形は頑丈[1]。頭部は扁平で幅広い[1][3]。吻の長さは眼の直径とほぼ等しく、吻端は丸みを帯びる[1]。眼後部から鼓膜上部、体側面にかけての皮膚が襞状になり、後頭部に水平方向の襞がある個体もいる[1]。背面の体色は赤や褐色で、眼後部から体側面にかけて濃褐色の筋模様が入る[1]。腹面の体色は白や黄色で[3]、褐色の斑紋が入る[1]。喉には不定形な暗色斑が入る[1]

外鼻孔は吻端と眼の中間に開口する[1]。鼓膜は楕円形[1]。前肢には水かきがないが、後肢には水かきがある[1][3]

変態直後の幼体は体長1センチメートル[3]。オスは第1-3指や前腕の内側にあまり発達しない婚姻瘤がある[1]

生態

基底の柔らかい平地に生息する[3]。地表棲。夜行性[3]。乾季になると砂地の地中に潜って休眠する[1][3]

食性は動物食で、小型の無脊椎動物などを食べる[3]

繁殖形態は卵生。雨季になるとオスは水場に集まり、繁殖音をあげてメスに求愛する[1]や水たまりに1回に1,000-3,000個の卵を産む[1][2][3]。卵は2日で孵化し、孵化してから6週間で幼体へ変態する[3]。生後1年で性成熟する[3]

人間との関係

分布が限定的である事に加えて、開発による生息地の破壊、水質汚染、ペット用の乱獲などにより生息数は減少している[1][3]。ワシントン条約附属書Iに掲載されたため、商業目的での国際取引は禁止されている[3]。 サイテスⅠからの降格、Ⅱ類になることで飼育が可能になった。

参考文献

関連項目

外部リンク

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