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アクションゲームツクール

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アクションゲームツクール』は、エンターブレインから発売されている2Dアクションゲーム製作用ソフトウェア。製作会社はスマイルブーム。『アクツク』が主な略称

概要 ジャンル, 対応機種 ...

特徴

ツクールシリーズとしては新基軸となる、2Dアクションゲーム制作専用ツクールである。すでにコンテストパークが休止していた2008年9月、何の前触れも無く発売が発表された。

名称こそ「アクション」と冠してはいるが、純粋なアクションゲーム以外にも、多様なシステムに対応している。具体的に言えば、同梱された「ジャンプアクション」「アクションRPG」「シューティング」「デモ」の全4種類が用意されているプラグインによって、成長要素のあるアクションRPGや面によって進行方向の違うシューティングゲーム、あるいはそれらを自由に組合せたゲームを制作することが可能である。

解像度の選択の幅は大きく広がり、従来のツクールで主流だった縦横比[1]が4:3である320×240、640×480の他、ワイドサイズ(縦横比16:9)のモニターテレビに対応した1280×720など、全部で10種類の中から選択できる。さらに、これらは縦横比を入れ替えることができるので、アーケード版縦スクロールシューティングによく見られる縦長画面(筐体のモニターを縦長方向に置いた状態での画面)の再現も容易である。

制作した作品は、これまでのツクールシリーズと同じWindows上で動作する実行ファイルの他、Microsoft XNA テンプレート形式(Xbox 360で起動できるような形式)として書き出すことができる。また、事前に専用の開発環境(Java SE Development KitAdobe Flex SDK)を用意しておくことで、SWF形式Flashムービーファイル)として出力することも可能である。しかしこうした出力を行った際、仕様上ゲームパッドが使えなくなるなど一部のゲームシステムが変更される[2]ので、制作時にこの点を留意しておかないとゲーム性が大きく変わってしまう恐れがある。

ネットワーク認証を採用している。これは著作権保護のためにRPGツクールXPVXにも使われているもので、現行の版ではインストール時、およびそれ以降も定期的にインターネットに接続しての認証作業が必要となる(常時接続の必要はない)。本作では体験版に到るまでネットワーク認証が必要であり、プロジェクトの保存回数が50回までという制限がある。公式サポートを終了し、更新の最終版となったアップデートにてインターネット回線経由によるネットワーク認証は公式サポート終了の理由により廃止された模様。

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仕様詳細

画面

選択可能な解像度

4:3320×240640×480800×6001024×768
16:91280×7201920×1080
その他240×240256×192256×384480×272

さらに、縦と横のサイズの交換も可能。

素材

  • 画像素材として、BMPPNGの各形式が使用可能。
  • 音楽・効果音素材として、WAVAIFの各形式が使用可能。なお、これまでツクールシリーズでは使用可能なのが主流だったMIDIは使えなくなっている。

特記事項

発売当初の特別企画として、『秘密結社 鷹の爪』(蛙男商会)とのコラボレーション企画が実施された。その内容は、『鷹の爪』の登場キャラクターによるゲーム制作の紹介という形でのPV、およびその結果完成したという設定の『山陰国獲り物語』(蛙男商会)をモチーフとした短編アクションゲーム『山陰国獲りゲーム』の期間限定公開というものであった。

発売当初、従来のツクールとはエディターの仕様など編集方法が大幅に変更されていることが、以前からの方式に慣れたツクラー(ゲーム制作者)に不便さを感じさせ不評を生む事態となり、アマゾンのカスタマーレビューには数件の批判的なコメントと低評価が寄せられた[3]

発売後約5ヶ月が経過した8月19日からは、ファミ通.comの無料ゲームコーナーにほぼ毎週、一般のツクラーが手掛けた新作フリーゲームがアップロードされている。その中には、『フェナックむら ものがたり』(神無月サスケ、氷石彩亜)や『じぇてぃるじぇな』(木下英一)のように、かつてのコンテストパークで上位入賞したツクラーの手による作品もある。

主な使用作品

  • 山陰国獲りゲーム

脚注

関連項目

外部リンク

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