アクロス重信

アクロス重信（アクロスしげのぶ）は、愛媛県の東温市（旧重信町）にあった屋内スキー場。

アクロス重信

ゲレンデ

概要

1999年11月1日に開館した、西日本では唯一の屋内スキー場である。上浮穴郡久万高原町の久万総合開発が運営しており、ハーフパイプのほかにはゲレンデやレストラン、ショップなどがあった。

2009年に韓国で行われたFISのスノーボード世界選手権で優勝し、2010年バンクーバーオリンピックスノーボードハーフパイプ日本代表になった青野令が育った場所でも有名である。また、現在ナショナルチームのコーチを務めている安岡伝夫が指導していた。だが、利用者数の減少などから2012年1月31日に閉館した^[1]。

2017年4月27日に跡地としてオオノ開発グループで流紋岩を砕いたパウダーを製造する会社のマテラの新工場として完成、本格稼働した^[2]。

閉鎖

施設の閉鎖が発表されると、青野令らが存続させるための活動を行い^[3]、51795人分の署名が愛媛県に提出された^[4]。閉鎖直後は留学していた選手が近くで共同生活をしており、松山市内のスポーツジムでトレーニングをしたり、夕食を作ったりしていた^[4]。しかし再開される見込みがなくなったため、各々地元へ帰った。

関連項目

• 坊っちゃん劇場（東温市にある劇場）
• 高畠華宵大正ロマン館（東温市にある美術館）
• 狭山スキー場（埼玉県にある東日本では唯一の屋内スキー場）
• ららぽーとスキードームSSAWS(ザウス) - 千葉県船橋市に建設された世界最大の屋内人工スキー場（1993年開業、経営不振で2002年に閉鎖、2003年解体された）
• イヨテツスポーツセンター（松山市にあり冬季はスケートリンクとして使用している）
• レスパスシティ（東温市の商業施設）
• 久万スキーランド（上浮穴郡久万高原町のスキー場で、久万総合開発が運営している）