スパター丘

スパター丘（スパターきゅう、英語: spatter cone）は、火山の噴火によって形成される地形の一つである。

流動性の低い苦鉄質マグマが噴火を起こす場合、爆発力が弱ければ火口のまわりにベタベタと溶岩が飛び散る^[1]。これらひとつひとつをスパターといい^[2]、火山弾が堆積・溶結して出来た岩石をアグルチネート（英語: agglutinate）とよぶ^[2][3]。噴火が続くと次第に火口の縁を形成していきスパター丘ができる^[4]。通常は高さが10m以下で^[5]、岩盤の亀裂に沿って線状に並んで形成されることが多い^[5]。もう少し爆発力が強いと、円錐台状の山体をもつスコリア丘となる^[1]。

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  スパター丘
  Craters of the Moon火山, 米アイダホ州
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  スパター丘
  キラウエアのプウ・オオ火口（1983年）
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  キラウエア火山の飛び散るスパター
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  >キラウエアのアグルチネート
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  伊豆大島のアグルチネート^{[注釈 1]}