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アゴアマダイ科

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アゴアマダイ科
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アゴアマダイ科 (学名:Opistognathidae) は、スズキ目の下位分類群の一つ[1]。三大洋の温暖な地域から100種以上が知られる[2][3]

概要 アゴアマダイ科, 分類 ...
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形態

体はやや細長い[4]頭部が大きく発達している[5]。最大種は50 cmに達するが、殆どが10 cm以下の小型種である[4]。背鰭は長い一基のみで、9 - 12棘10 - 22軟条から成る[2]。腹鰭は胸鰭より前方にあり、1棘5軟条から成る[2]。腹鰭軟条のうち内側の3本は細く、分岐するが、第4、第5軟条は太く、分岐しない[2]

生態

太平洋インド洋大西洋の温暖な海域に分布する。浅瀬から深海までの砂地や礫地に生息する。大きな口で底を掘り、垂直の穴を作る[4]。常に巣の中で顔だけを出しており、獲物である小魚や無脊椎動物が近くを通ると巣から出て捕食する[2]縄張り意識が強く、近づくと攻撃をする。警戒心が高く、驚くとすぐに巣穴に戻る[4]。昼行性であり、夜間は巣穴に蓋をする[4]。繁殖期にメスが卵を産み、オスが口の中で育てるマウスブルーダーである[2]

分類

要約
視点

本科には4属112種が含まれる[3][6]。未記載種も多数含まれるため、種数は今後変動する[7][8]

世界中の温暖海域から90種以上が知られる。

  • カエルアマダイ属 Stalix (D. S. Jordan&Snyder,1902) インド太平洋の12種。
    • Stalix davidsheni Klausewitz, 1985
    • Stalix dicra Smith-Vaniz, 1989 (Forked jawfish)
    • Stalix eremia Smith-Vaniz, 1989 (Solitary jawfish)
    • Stalix flavida Smith-Vaniz, 1989
    • カエルアマダイ Stalix histrio D. S. Jordan & Snyder, 1902 (Harlequin jawfish)
    • ヒメアゴアマダイ Stalix immaculata C. Y. Xu & H. Z. Zhan, 1980
    • Stalix moenensis (Popta, 1922) (Muna jawfish)
    • Stalix novikovi Prokofiev, 2015
    • Stalix omanensis Norman, 1939 (Oman jawfish)
    • Stalix sheni Smith-Vaniz, 1989
    • キビレカエルアマダイ Stalix toyoshio Shinohara, 1999
    • Stalix versluysi (M. C. W. Weber, 1913) (Versluys' jawfish)

人間との関係

小型種のため食用にはならない。イエローヘッドジョーフィッシュなどは観賞魚としてアクアリウムで飼育される[4]

脚注

関連項目

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