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アジージーヤ
リビアの都市 ウィキペディアから
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アジージーヤ(アラビア語: العزيزية、英: ‘Aziziya、[əˈziːziːə])は、リビア北西部の都市でジファーラ県の県都。トリポリの41km南西に位置する。2001年まではアジージーヤ県の県都であった。サヘル・ジェファーレ高原の交易の要衝で、沿岸部からナフサ山地や南のフェザーンに向かう交易路が通る。2006年の人口は約2.3万人。
気候
1922年9月13日、アジージーヤではこれまでの地球上の最高気温である57.8℃が観測された[2]。しかし、この記録には疑義がもたれている[3][4]。
- 観測所は元々アジージーヤ市街にあったが、1919年に丘の頂上にある砦の黒いターマックに移転・設置されたため、それが日光を多く吸収し空気を人為的に熱した可能性がある。これは1919年から1928年まで、非常に高い気温が観測されていた説明にもなる。
- この直前、観測所の一般的な最高気温計が故障したため、温室で使われるような最高最低気温計を較正せずに取り替えていた。
この記録は、アジージーヤが地球上で最も暑い場所であることを意味しない。そのタイトルは年間平均気温が34.4℃にもなるエチオピアのダロルが持っている。
その後、この気温を記録したとされる日からちょうど90年になる2012年9月13日、世界気象機関(WMO)の調査チームにより、この記録が間違いであり、旧式の温度計に不慣れな担当者が実際よりも7℃ほど高く読み取っていたと発表された[5]。これにより、当時の最高気温はアメリカのデスバレーで1913年に記録された56.7℃になる。
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脚注
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