アメナメビル

アメナメビル (Amenamevir) (製品名 アメナリーフ, Amenalief) は帯状疱疹・単純疱疹に用いられる抗ウイルス薬。アステラス製薬が創製し、マルホが日本での製造販売を行っている。

IUPAC命名法による物質名
IUPAC名 N-(2,6-Dimethylphenyl)-N-[2-[4-(1,2,4-oxadiazol-3-yl)anilino]-2-oxoethyl]-1,1-dioxothiane-4-carboxamide
臨床データ
販売名	アメナリーフ, Amenalief
法的規制	JP: 処方箋医薬品 ℞ (Prescription only)
薬物動態データ
血漿タンパク結合	約75％
排泄	糞中74.6％、尿中20.6％[1]
データベースID
CAS番号	841301-32-4
ATCコード	J05AX26 (WHO)
PubChem	CID: 11397521
DrugBank	11701
ChemSpider	9572421
UNII	94X46KW4AE
KEGG	D10564
別名	ASP-2151, ASP2151
化学的データ
化学式	C24H26N4O5S
分子量	482.56 g·mol−1
SMILES Cc1cccc(C)c1N(CC(=O)Nc1ccc(-c2ncon2)cc1)C(=O)C1CCS(=O)(=O)CC1
InChI InChI=1S/C24H26N4O5S/c1-16-4-3-5-17(2)22(16)28(24(30)19-10-12-34(31,32)13-11-19)14-21(29)26-20-8-6-18(7-9-20)23-25-15-33-27-23/h3-9,15,19H,10-14H2,1-2H3,(H,26,29) Key:MNHNIVNAFBSLLX-UHFFFAOYSA-N

効能または効果

• 帯状疱疹
• 再発性の単純疱疹

薬理作用

アメナリーフはヘルペスウイルスのヘリカーゼ・プライマーゼ複合体に作用する。DNA依存的ATPase活性、ヘリカーゼ活性及びプライマーゼ活性を阻害することによりヘルペスウイルスのDNA複製を阻害する。^[2][3]

歴史

アメナメビルは日本において2017年に認可された。^[4]

関連項目

• 抗ウイルス薬
• アシクロビル - 抗ヘルペスウイルス薬
• バラシクロビル - 抗ヘルペスウイルス薬。アシクロビルのプロドラッグ。
• ファムシクロビル - 抗ヘルペスウイルス薬。ペンシクロビルのプロドラッグ。
• ブリブジン - 抗ヘルペスウイルス薬。
• ソリブジン - 抗ヘルペスウイルス薬。