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アメリカ合衆国のファーストレディの一覧
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アメリカ合衆国のファーストレディの一覧(アメリカがっしゅうこくのファーストレディのいちらん、List of First Lady of the United States)は、ホワイトハウスの歴代の女主人の一覧である。通常は大統領夫人が務めたが、独身や妻と死別した場合などには大統領夫人以外の女性が代わりを務めてきた[1]。
概要
要約
視点
給与を受け取らず、その役割もアメリカ合衆国憲法で定義が成されていないにもかかわらず、多くの公式行事に夫である大統領に同伴して、時には大統領の代理として出席する。ホワイトハウスに専用のオフィスと専属のスタッフを抱え、これまでに数多くのファーストレディが大統領の政治に影響を与えてきた[2]。
2021年1月20日にジョー・バイデン大統領夫人のジル・バイデンがドナルド・トランプ大統領夫人のメラニア・トランプの後継として正式な第48代アメリカ合衆国ファーストレディとなった。2025年1月20日にドナルド・トランプ大統領夫人のメラニア・トランプがジル・バイデンの後継として正式な第49代アメリカ合衆国ファーストレディとなった。
最初のファーストレディはジョージ・ワシントン初代大統領夫人のマーサ・ワシントンである。第10代大統領ジョン・タイラーと第28代大統領ウッドロウ・ウィルソンの両方が任期中に再婚したために、それぞれの任期中に2人がファーストレディを務めた。なお、ウィルソンの後妻であるイーディス・ウィルソンは夫が1919年10月に脳梗塞を発症して大統領としての執務が不可能になってからは「影の女性大統領」として多くの日常的業務と行政権の細部を代行した[3][4]。
4人の夫人が夫が大統領に就任する前に亡くなったが、ホワイトハウスと国立ファーストレディ図書館は彼女達を正式なファーストレディに含めている。マーサ・ジェファーソン(第3代トマス・ジェファーソンの夫人)[5][6]、レイチェル・ジャクソン(第7代アンドリュー・ジャクソンの夫人)[7][8]、ハンナ・ヴァン・ビューレン(第8代マーティン・ヴァン・ビューレンの夫人)[9][10]、エレン・アーサー(第21代チェスター・A・アーサーの夫人)[11][12]である。
第15代ジェームズ・ブキャナンは唯一の生涯独身を通した大統領であり、姪のハリエット・レーンは非配偶者としては例外的に正式なファーストレディとして認められている[13][14]。第22代(・第24代)大統領グロバー・クリーブランドは就任当初は独身であったために妹のローズ・クリーブランドが事実上のファーストレディを務めたが、就任翌年に21歳の女性(フランシス・クリーブランド)と結婚して彼女が史上最年少で正式なファーストレディになった。フランシスはファーストレディを唯一「連続しない」2期務めた女性である[15] [16]。
未来の大統領と結婚した時に未亡人だったのはマーサ・ワシントン(初代ジョージ・ワシントンの夫人)、マーサ・ジェファーソン(第3代トマス・ジェファーソンの夫人)、ドリー・マディソン(第4代ジェームズ・マディソンの夫人)、イーディス・ウィルソン(第28代ウッドロウ・ウィルソンの夫人)である。また、離婚経験者だったのはレイチェル・ジャクソン(第7代アンドリュー・ジャクソンの夫人)、フローレンス・ハーディング(第29代ウォーレン・G・ハーディングの夫人)、ベティ・フォード(第38代ジェラルド・R・フォードの夫人)である[17]。つまり最初の7人の大統領経験者のうち、4人が過去に結婚歴のある女性と結婚していることになる。
アメリカで非常に有名かつ多大な影響力を与えてきた女性達であり、大統領就任式でファーストレディが着用するドレスは古くから大きな注目を浴び、その多くはスミソニアン博物館に保存されている[18]。ピンクが女の子の色として認識されるようになったのも、アイゼンハワー夫人の就任式後の舞踏会でピンクのドレスを着用したことがきっかけとされる[19]。2007年には大統領1ドル硬貨プログラムの一環で、ファーストレディの栄誉を称えて造幣局が彼女達の肖像画が描かれた10ドル金貨(一部ブロンズメダルも発行)の発行を開始した[20]。
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現在の存命中のファーストレディ経験者
2023年11月21日現在、存命中のアメリカ合衆国ファーストレディ経験者は以下の4人。
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歴代ファーストレディ
要約
視点
* — 事実上のファーストレディを務めたが、正式なファーストレディとして認められていない女性。
† — 未来の大統領と結婚して彼が大統領に就任する前に死亡したが、正式なファーストレディとして認められている女性。[要出典]
‡ — ファーストレディを務めたが、大統領と結婚していなかった女性。
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ファーストレディ記念硬貨の一覧
要約
視点
→「大統領1ドル硬貨プログラム」も参照
前述のように造幣局は大統領1ドル硬貨プログラムの一環で、ファーストレディ記念10ドル金貨及びブロンズメダルの発行を開始した。以下はこれまでに発行されたファーストレディ記念硬貨の一覧である。アメリカ合衆国の有名な婦人参政権論者であるアリス・ポールもファーストレディでは無いが、この中に含まれている。
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その他の大統領の夫人
何人かの大統領は、大統領就任前に妻を亡くしているか、離婚している。
以下の4人の大統領は、大統領就任前に妻を亡くした後、生涯再婚しなかった。
- トーマス・ジェファーソン(第3代、1801年就任) - マーサ・ウェイルズと1772年に結婚し、1782年に死別した。
- アンドリュー・ジャクソン(第7代、1829年就任) - レイチェル・ドネルソンと1794年に結婚し、大統領就任直前の1828年に死別した。
- マーティン・ヴァン・ビューレン(第8代、1837年就任) - ハンナ・ホーズと1807年に結婚し、1819年に死別した。
- チェスター・アーサー(第21代、1881年就任) - エレン・ハーンドンと1859年に結婚し、1880年に死別した。
以下の2人の大統領は、大統領就任前に妻を亡くした後に再婚した。
- セオドア・ルーズベルト(第26代、1901年就任) - アリス・ハサウェイ・リーと1880年に結婚し、1884年に死別した。
- ジョー・バイデン(第46代、2021年就任) - ネイリア・ハンターと1966年に結婚し、1972年に死別した。
以下の2人の大統領は、大統領就任前に離婚した。
- ロナルド・レーガン(第40代、1981年就任) - ジェーン・ワイマンと1940年に結婚し、1949年に離婚した。
- ドナルド・トランプ(第45代、2017年就任) - イヴァナ・ゼルニーチコヴァーと1977年に結婚し、1992年に離婚した。その後、マーラ・メープルズと1993年に結婚し、1999年に離婚した。
以下の2人の大統領は、大統領退任後に妻を亡くした後に再婚している。
- ミラード・フィルモア(第13代、1853年退任) - キャロライン・C・マッキントッシュと1858年に結婚した。
- ベンジャミン・ハリソン(第23代、1893年退任) - メアリー・ディミックと1896年に結婚した。
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脚注
関連項目
外部リンク
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