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アメリカ州兵総局長

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アメリカ州兵総局長
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アメリカ州兵総局長 (アメリカしゅうへいそうきょくちょう、英語: Chief of the National Guard Bureau(CNGB))は、国防総省における軍人(制服組)の地位であり、州兵総局及び州兵における最高位の士官である。この地位は、連邦政府に置かれる法定の役職であり、少なくとも10年間、陸軍州兵もしくは空軍州兵における従軍経験を要必要とする。統合参謀本部のメンバーであり、アメリカ国家安全保障会議国土安全保障理事会国防長官大統領に対する州兵事項の軍事顧問でもある。
州兵総局長は少将以上の階級にある州兵士官のうち国防長官と統合参謀本部議長により決定された条件を満たす者から大統領が任命する。その任命に際し、大統領は、各州知事や陸軍長官空軍長官、州兵総監などから助言と勧告を受ける。また、上院の承認が必要な役職である。
中将又は少将の地位にある州兵士官が任命された時は、法令により現役士官たる大将に昇進する。

概要 アメリカ州兵総局州兵総局長 Chief of the National Guard Bureau, 組織 ...
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統合参謀本部徽章
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歴史

アメリカ陸軍は、1908年に1903年民兵法の政策実施の一環として州兵の訓練や準備を監督する民兵局を設置し、局長にエラスムス・M・ウィーバー・ジュニア陸軍大佐(1908年-1911年)を任命した。その後、1920年国防法により民兵局長の地位を州兵士官に限ることとなった。1921年から1925年まで民兵局長に就任したペンシルバニア州兵のジョージ・C・リッカーズ陸軍少将は、この規定の適用を受けた最初の民兵局長となった。
1947年9月に空軍州兵が設置されると、州兵総局と州兵総局長となり、これに従属する役職として陸軍州兵局長と空軍州兵局長が置かれた。1953年に空軍州兵局長の地位にあったアール・T・リックス空軍少将が、空軍州兵として初めて州兵総局長代行の地位に就いた。1970年代には、州兵総局長は少将から中将の指定職となった。ラ・バーン・E・ウェーバー陸軍中将は、初めて中将として州兵総局長となった。
2008年国防権限法により州兵総局長は大将の指定職となり、クレイグ・R・マッキンリー空軍大将が初めて大将として州兵総局長となった。2011年12月13日、バラク・オバマ大統領が2012年国防権限法に署名した。これにより州兵総局長は統合参謀本部のメンバーとなった。当初、統合参謀本部は州兵総局長の追加に反対していたが、バラク・オバマ大統領は2008年の大統領選挙の公約としていた。

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州兵総局長の旗

当初の州兵総局長の旗は1998年から2008年まで使用されていた。下部の濃い青は陸軍州兵を、上部の水色は空軍州兵を表している。中央の紋章は州兵総局の紋章であり、上部に描かれた2つの三角形は飛行機を表し、空軍州兵を意味している。
2008年に州兵総局長が大将の指定職になると現行のものに変更され、大将の階級を意味する4つ星が描かれている。

歴代の州兵総局長

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就任式でマーク・エスパー国防長官から州兵総局長旗を受け取るダニエル・ホカンソン大将(2020年8月3日)
さらに見る No., 州兵総局長 ...
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関連項目

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