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アラミド

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アラミド
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アラミド英語: aramid)とは、芳香族ポリアミド樹脂の総称で、高い耐熱性と切断・摩耗などに強い性質を持つ合成繊維である。石綿の代わりや、消防士用の防火衣、警察などが着用する防弾ベスト、船体の補強や縄、航空産業などに採用される[1]

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芳香族ポリアミド系樹脂ケブラーの構造。六角形のベンゼン環を含む化合物を芳香族化合物(aromatic compound)と呼ぶ。ベンゼン環同士がアミド結合(−CO−NH−)によって連続した状態(ポリマー)となっていることが確認できる。
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ベンゼンにつくの位置による呼び方。起点となる基(R)から隣に順々にオルト、メタ、パラと区別される。よって、上記のケブラーはパラ-アラミドに分類される。一般的に基同士が離れていた方が物質としての安定性が高く、反応性の低い基が結合していると更に安定する。

アメリカ合衆国における公正な取引を監督・監視する政府機関である連邦取引委員会は、アラミドを「ベンゼン環に直接二個、少なくとも85%以上がアミド結合(−CO−NH−)によって結合し、繊維状の長鎖となった合成されたポリアミドからなる人造繊維」と説明している[2]

名称は、芳香族ポリアミドの英語名 aromatic polyamideかばん語である。

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歴史

1960年代初期に、化学メーカーデュポンによって、メタ-アラミドのノーメックスが発明された[3]

1973年にデュポンによって、ケブラーと呼ばれる代表的なパラ‐アラミド繊維が世界で初めて販売された。

一覧

パラアラミド繊維
メタアラミド

脚注

参考文献

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