トップQs
タイムライン
チャット
視点
アラル
ウィキペディアから
Remove ads
アラル(カザフ語: Арал)は、カザフスタン共和国南西部のクズロルダ州の小都市。ロシア語名ではアラリスク(Аральск)と呼ばれる。人口は2021年現在36,004人[1]。トランス・アラル鉄道が通じている。
かつてはアラル海の北端の漁港であり、5000人もの労働者を抱える魚肉加工場であるアラリスク漁業コンビナートが存在する場所でもあった[2]。
1960年以降、ソ連政府の綿花栽培のための大規模灌漑事業で、河川の流れが変わり、アラル市は干上がった。後述のダムが建設されるまでに、市からアラル海まで100kmも遠ざかる事態となった[3]。2005年にダム(コカラル堤防)が完成、小アラル海の水位の上昇が見られ、2015年時点では市から湖岸まで12kmになっている[3]。
アラル海の水位減少、そして湖の塩分濃度の上昇により漁業は大打撃を受け、住民は職を求めて市外への移住を余儀なくされた[4]。また乾燥しきった土地で化学物質を含む砂嵐が頻発し、住民の健康被害も深刻である[4]。
なお、ダムの建設による水位回復に伴い、住民の数が増加し始め、漁業も回復傾向にある[4]。


Remove ads
気候
Remove ads
脚注
関連項目
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads