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アラ (魚)

スズキ目ハタ科の海水魚 ウィキペディアから

アラ (魚)
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アラ(𩺊[3][注 1]、阿羅、敏魚[4]学名: Niphon spinosus)は、スズキ目アラ科の海水魚である。なお、ハタ科には同じく美味な高級魚とされるクエがおり、このクエの九州地方での地方名が「アラ」であり姿もそっくりであるため混同されやすいが別の魚である[3]。スズキ目アラ科だが、「クエ」と区別するため、クエが「ハタ科のアラ」と呼ばれるのに対し、こちらは「スズキ科のアラ」と呼ばれる[5]。別名はイカケオキスズキホタ[3]

概要 アラ, 分類 ...
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形態

最大で体長1メートルに達し、背は褐色(灰色)で腹は白色である[6]スズキに体形が似ているが、スズキより頭や眼が大きく、鱗が小さい。

鰓蓋に2本のトゲがあり背びれが2つに分かれている点でハタ科のクエと見分けることができる[7]

分布

日本各地沿岸(北海道以南の太平洋沿岸および青森県以南の日本海)から東シナ海スールー海にかけて分布し、水深70 - 360メートル付近の岩礁域に生息する[6]。小型個体は日本海でまとまって漁獲されるが成魚は少ない[6]

地方名

キツネ(神奈川県小田原)・タラ(熊本県長崎県)などの地方名がある[6]

人間との関わり

主に釣り底引網で漁獲され、秋 - 冬が旬である[6]。身は透明感のある白身で、刺身鍋料理煮物などで食べられる[6]。特に大型個体ほど美味だが、市場への入荷量が少ないため高級魚とされる[6]

脚注

関連項目

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