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アリヨール (病院船)

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アリヨール (Орёл)[3]ロシア義勇艦隊の鋼製汽船[1]

概要 アリヨール, 基本情報 ...
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船歴

「アリヨール」はイギリスのホーソン・レスリー社で建造され[1]1889年9月26日に進水[2][3]1890年2月24日に竣工した[2][3]。進水時は「イーグル (Eagle)」という船名だったが[2][3]、その後「アリヨール」に変更された。竣工後はオデッサウラジオストク間の定期船として運行された[1]

日露戦争が起こると「アリヨール」は病院船に改装され、バルチック艦隊と共に極東へ向かった[1]1905年5月27日、「アリヨール」は五島列島西方沖で日本の仮装巡洋艦「信濃丸」に発見された[4]。「信濃丸」はその後ロシア艦隊と遭遇し、敵発見と通報している[4]。同日、「アリヨール」は日本の仮装巡洋艦「佐渡丸」の臨検を受け、ロシア軍が拿捕したイギリス船「オールドハミヤ」の船長らを乗せていたことから拿捕された[5]

その後、「楠保丸(くすほまる)」と改名される[1]

「楠保丸」は呉で病院として使用された[6]。平時になると、維持費がかかることから日本海軍は「楠保丸」と同く元義勇艦隊の船である「笠戸丸」は民間に貸し出すことにし、一か月の使用料として「笠戸丸」4200円強、「楠保丸」500円強を払うと申し出た東洋汽船に対して7月17日に両船の維持が命じられた[7]

「楠保丸」はハワイへ航海したが、石炭消費量は多く、貨物積載量は少ない採算の取れない船だとしてすぐに返還された[6]。その後1916年4月にロシア帝国に返還され、その後解体された[2][3]

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脚注

参考文献

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