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アルジェリア航空
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アルジェリア航空(アルジェリアこうくう、Air Algérie)は、アルジェリアのアルジェを本拠地とする航空会社。 アラブ航空会社機構加盟航空会社の一つ。

概要
1947年、フランス領だった時期に設立された。エールフランスも出資していたが、アルジェリア独立の翌年にあたる1963年以降、アルジェリア政府が株式を徐々に取得、1974年には政府出資100%となったことで、事実上の国営航空会社となった。かつてはソナトラックとの合弁でタッシリ航空にも出資していた。2007年現在、アフリカでは4位の規模をもつ航空会社となっている。
国内の28都市を結ぶ国内線の他、28カ国39都市に乗り入れているが、アルジェリアの歴史的経緯からフランスをはじめとするヨーロッパ各国や中近東エリアが主となっている。アフリカ各国への乗り入れは隣接国への乗り入れが中心である。
2007年6月15日より同社初の大西洋路線としてカナダ(モントリオール)への路線を開設し、その後中華人民共和国(北京)への乗り入れを開始した。北京への乗り入れは、同社では初のアジアへの路線展開となる。 またアメリカ合衆国(ニューヨーク)への乗り入れも計画している。
2021年9月、フランスとアルジェリアの間で麻薬を輸送していたスチュワードの1人が逮捕された後、国営企業は規則を強化した。
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保有機材
運航機材
退役済機材
他社からのリース機材も含む。他社からのリース機材は、自社カラーへの塗り直しが行われるケースと、リース元の機体塗装を残して使用するケース(航空雑誌などで「ハイブリッド塗装」と呼ばれている)があった。
- ボーイング707-100
- ボーイング727-200、-400、-400SF
- ボーイング737‐200
- ボーイング747-100、-100SF、-200、-200C、-200M、-200SF:他社からのリース以外に、自社発注も行ったことがあるが、アメリカ製のエンジンの輸出規制に抵触したため、受領できなかった。(なお、当該機材はその後ノースウエスト航空が購入している)
- ボーイング767‐200、-200ER、-300、-300ER
- エアバスA300B1,B4
- エアバスA310-200、300
- エアバスA320-200
- エアバスA330-300
- エアバスA340-300
- ダグラスC-47
- ダグラスC-54
- ダグラスDC-10
- ロッキード L-1011 トライスター
- ブレゲーデュポン763 : ローンチカスタマー
- ピーチクラフトクイーンエア
- コンベアCV-640
- フォッカーF27
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主な事故
- 1960年5月19日、パリ・オルリー空港付近で、私有飛行機との空中衝突事故が発生した。私有機は衝撃で完全に破壊された。アルジェリア航空の航空機は、ジェットエンジンが飲み込まれた破片のために炎上したが、着陸に成功した。乗客32名と乗務員7名のうち1名が死亡した[5]。
- 1967年4月11日、ダル・エル・ベイダ空港からタマンラセット空港へ向かっていたダグラスDC-4(登録番号7T-VAU)が、着陸進入中にタマンラセット近くのサハラ砂漠の丘に墜落し、乗客33名と乗員6名全員が死亡した[6]。
- 1969年7月26日、電気系統の故障によって、飛行中の機体で火災が発生し、すぐに炎に包まれて墜落し、乗客30人と乗組員7人全員が死亡した[7]。
- 1979年1月24日、ブッゲネ・ベン・アリ・ロトフィ空港の手前15kmで航空機が墜落し、搭乗していた乗客20人のうち14人が死亡した。3人の乗組員は生存し、これは高度計の故障のせいだとしたが、調査でパイロットエラーだとされた[8]。
- 1994年12月21日、イースト・ミッドランズ空港からコヴェントリー空港に向かっていた貨物仕様のボーイング737-200型機が、目的地空港の滑走路から1.7km手前で墜落し、搭乗していた5人の乗組員が死亡した[9]。
- 2003年3月6日、アルジェリア航空6289便は、アグナール・ハジ・ベイ・アハモク空港を離陸した直後にエンジン故障により墜落し、乗客96名と乗員6名全員が死亡した。生存者は1人だけだった[10]。
- 2006年8月13日、アルジェリア航空2208便(ロッキードL-100ハーキュリーズ)がイタリアのピアチェンツァ近くで墜落し、3人の乗組員が死亡した。自動操縦に問題が発生し、パイロットは飛行機の制御を失っていた[11]。
- 2014年7月24日に墜落事故を起こした。
→詳細は「アルジェリア航空5017便墜落事故」を参照
脚注
参考文献
外部リンク
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