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アルピナ・B5
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アルピナ・B5(ビーファイブ)は、ドイツの自動車メーカーアルピナが製造するセダンまたはステーションワゴンタイプの高級車である。
概要
B5はBMW・5シリーズをベースとしたチューニングカーであり、B10の後継車種である。サイズではB3とB7の中間に位置している。ボディそのものは5シリーズと共通であり、BMWのエンブレムも付くが、パワートレインはチューニングされ、大きく「ALPINA」の文字が書かれたエアロパーツやボディ側面のデコラインが5シリーズとは別物であることを示している。
歴代モデル
要約
視点
初代 B5 Supercharge(2005年-2010年)
初代B5はBMW・5シリーズ(E60/E61)をベースとし、2005年のジュネーブショーで発表、同年から日本でも発売された。スーパーチャージャー付きのエンジンを搭載するため、モデル名の後ろに「Supercharge」が付く。当初はセダンの「B5 Supercharge」のみ導入された。
2006年1月、ステーションワゴンの「B5 Touring Supercharge」を追加。
特徴・機構
- 日本での価格は1,598万円(B5 Supercharge)、1,677万円(B5 Touring Supercharge)。基本的には左ハンドル仕様のみで右ハンドルはメーカーオプション扱いとなる(+48万円)。
- トランスミッションはアルピナ独自のマニュアルモード(スイッチトロニック)付きのZF製6速ATであり、パドルシフトを装備する。
- ボディーカラーは、BMW純正色以外にもオプションでアルピナ独自のメタリックカラーが用意されている。
- 「B5 Touring Supercharge」はメルセデス・ベンツ・Eクラスの「E63 AMG ステーションワゴン」と並ぶ、世界最速のステーションワゴンである。
第2世代 B5 Biturbo (2010年-)
ベースモデルがF10/F11に移行したのに伴いフルモデルチェンジ。2010年にリムジン(セダン)が、2011年にツーリング(ワゴン)が発売された。
2012年2月にエンジンが改良され、最高出力が382kW(520馬力)から405kW(550馬力)に、最大トルクが715Nm(72.9kgm)から730Nm(74.4kgm)に向上した。
2015年2月にアルピナ50周年を記念した特別モデル「エディション50」が発売された。全世界で50台が限定生産され、最高出力が441kW(600馬力)、最大トルク800Nm(81.6kgm)に向上。専用装備として、アクラポビッチ製チタンマフラー&カーボンテールフィニッシュ、ドレクスラー製LSD、専用鍛造20インチアルミホイール、専用メタルエンブレム(シート&キーホルダー)、専用ボーフェンジーペンサイン入りピアノブラックトリム、メリノレザー&レザーフィニッシュダッシュボード等が標準装備となり、オプションでブレンボ製ブレーキシステム(ディスク径395mm)ALPINAネーム入りブルー塗装やヘリテイジシートなどの専用オプションも用意される。
特徴・機構
- 価格は1,495万円(B5 Bitrubo Limousine)。先代同様左ハンドルが標準装備で、右ハンドルは39万7,000円のオプション。
- ベースのエンジンが4.4L・V8ツインターボになったため、B5のエンジンもこれがベースになる。排気量はそのままで、圧縮比をオリジナルの10.0:1から9.2:1に下げる。最大出力とトルクはベースモデルと比較し、113馬力/115Nm(11.7kgm)向上した。
- トランスミッションはスイッチトロニック付のZF製8段AT。ギア比は1.000/6速を除き、最終減速比も含めてやや高速よりの設定に変更。
- 公表されている速度性能は、0-100km/h加速4.6秒、最高巡航速度307km/h。
- 都市郊外混合燃費は10.8L/100km(約9.2km/L)、CO2排出量は252g/km(イギリス仕様)。
- アルピナ伝統のアルピナブルー、アルピナグリーンの特注色を各55万円で用意。
- 2012年の改良により、0-100km/h加速は4.3秒、0-200km/hは12.9秒、最高巡航速度は323km/hに向上した。
- 2014年4月消費税8%の導入に伴い価格改定が行われ、車両本体価格は1,598万円(消費税8%込・B5 Biturbo Limousine)となった。
- 限定車「エディション50」は0-100km/h 4.2秒、0-200km/h 12.7秒、最高巡航速度は328km/hとなり、セダンとしては現時点で世界最速である。車両本体価格は1,828万円(消費税8%込・B5 BITURBO LIOUSINE EDITION50)。
D5
D5は直列6気筒の3Lターボディーゼルエンジン(アルピナ・N57エンジン)を搭載したもの。欧州ではD5 BITURBOとして売られており、車体はセダンとステーションワゴンの二種類。
日本には2012年7月に右ハンドルを標準仕様としてセダンが導入された。[2]。モデル名はD5 Turbo Limousineである。
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脚注
関連項目
外部リンク
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