トップQs
タイムライン
チャット
視点
アレクサンドル・ペトロフ (俳優)
ウィキペディアから
Remove ads
アレクサンドル・アンドレーヴィチ・ペトロフ(ロシア語: Александр Андреевич Петров、1989年1月25日 - )は、『アトラクション 制圧』(2017年)、『魔界探偵ゴーゴリ』シリーズで知られるロシアの俳優[1][2]。
経歴・人物
アレクサンドル・ペトロフは、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国(誕生の1年11か月後にロシア連邦となる)ヤロスラヴリ州ペレスラヴリ・ザレスキーで生まれた。
幼少期からサッカーを好み、9歳のときに地元のサッカークラブのジュニアクラスに加入が認められる。15歳になるとサッカーの才能が認められ、モスクワでのトレーニングに招待される。モスクワに向かう準備をしていたさなか、夏の練習中にレンガの山が崩壊する事故に遭って大怪我を負った。この事故による重度の脳震盪のため、医者からスポーツを禁じられた[3]。
卒業後はロシア科学アカデミーのプログラムシステム研究所にあるペレスラヴリ大学の経済学科に入った。しかし、すぐに自分には向いていないと感じ、KVNという学生団体に参加し、劇場でパフォーマンスを始めた[4]。
演劇祭の間、ペトロフはロシア演劇アカデミー(GITIS)のマスタークラスに参加し、2008年に大学を退学後はモスクワへと向かい、L.キーフェッツの演出クラスのワークショップに参加するためGITISになんとか入ることができた[5]。
2012年から2013年にかけて、アレクサンドルはモスクワ劇場「Et Cetera」に出演した[6]。その後、彼はアレクサンドル・カリャーギンからモスクワ劇場「エト・セテラ」の一座への誘いを受けた。ロバート・スタルアが監督を務め、W.シェイクスピアの劇『ヴェニスの商人』が原作の劇で、シャイロック役にあたるグラッツィアーノを演じた[7]。
2013年にオレグ・メンシコフが代表を務めるエルモロワ劇場の劇団へ入団が認められ、ヴァレリー・サルキソフが監督したシェイクスピアの悲劇『ハムレット』を演じた[8]。
Remove ads
俳優としてのキャリア
2010年にテレビドラマ『Voices』に出演しデビュー。 2012年に連続ドラマ『While the fern is blooming』で主要キャストを演じる。
2015年には『スレダ』のアレクサンドル・ツェカロがプロデューサーを務めた犯罪ドラマシリーズ『The Method』で、警察官ジェーニャの補佐役を演じた。同年には同じ制作会社による連続ドラマ『Fartsa』にも主役として出演した。このドラマは「Fartsovka」というソビエト時代に外国人から物資や貨幣を違法に収得することを表し、作家志望のアンドレイ・トロフィモフを演じた。2017年、スレダ制作の映画『魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち』に出演した。このホラーファンタジー映画は、短編集「ディカーニカ近郷夜話」を原案としており、アレクサンドル・ペトロフは作者のニコライ・ゴーゴリを演じている。
アレクサンドル・ペトロフは災害をテーマとした フョードル・ボンダルチュク監督の『アトラクション 制圧』(2017)でも主要キャストの一人を演じている。映画の内容は、都市の向こうに未確認飛行物体が現れ、市民の安全のためその物体を迎撃することに。飛行物体が墜落すると、専門家が不気味な生物を発見する。
2018年にはフィギュアスケートをテーマとしたミュージカル・ロマンティックドラマ『Ice』に出演している。
また、アカデミー賞の外国語映画賞を受賞したニキータ・ミハルコフが製作を務めた、2019年公開の『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』にも出演。第二次世界大戦中にナチス・ドイツ軍の捕虜となった、ソ連の新米士官である主人公ニコライ・イヴシュキンを演じている[9]。
映画の情報やデータベースがある「Kinopoisk」によるとアレクサンドル・ペトロフは2017年のもっとも有名なロシア人俳優として紹介されていた[10][11]。
Remove ads
主な出演作品
映画
テレビ番組
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads