アーサー・ゴア (第6代アラン伯爵)

第6代アラン伯爵アーサー・ジョスリン・チャールズ・ゴア（英語: Arthur Jocelyn Charles Gore, 6th Earl of Arran KP PC (Ire)、1868年9月14日 – 1958年12月19日）は、アイルランド貴族。

画像外部リンク
1938年2月の肖像写真、ウォルター・ストーンマン（英語版）撮影。

生涯

第5代アラン伯爵アーサー・ゴアと1人目の妻、ヘンリエッタ（Henrietta、旧姓ジョスリン（Jocelyn）、1845年2月10日 – 1871年10月3日、ジョスリン子爵ロバート・ジョスリン（英語版）の娘^[1]）の息子として、1868年9月14日に生まれた^[2]。

少尉としてロイヤル・バークシャー連隊（英語版）に入隊した後、1888年11月17日に中尉に昇進した^[3]。1889年11月20日にロイヤル・ホース・ガーズ（英語版）の少尉に転じ^[4]、1892年4月13日に中尉に昇進した^[5]。1893年12月1日に連隊副官（英語版）に任命され^[6]、1895年3月30日に定員外の大尉に昇進した^[7]。1896年12月、連隊副官を辞任した^[8]。1899年10月7日、定員外の大尉から定員内での大尉に転じた^[9]。第二次ボーア戦争での戦功により、1901年9月27日に（1900年11月29日付で）少佐への名誉昇進辞令（英語版）を与えられた^[10]。1901年3月14日に父が死去すると、アラン伯爵位を継承した^[2]。

1903年5月、軍務から辞任した^[11]。1904年3月4日、Prince of Wales' Own Civil Service Riflesの少佐に任命された^[12]。同年7月9日、連隊の副隊長（中佐）に昇進した^[13]。1908年4月1日の連隊再編で引き続き副隊長を務めたが^[14]、同年8月に辞任した^[15]。同年10月10日に予備役の騎兵士官になり^[16]、1909年12月13日に聖パトリック勲章を授与された^[17]。1910年7月1日にアイルランドにおけるOfficers' Training Corpsの指揮官に就任^[18]、1911年7月13日に辞任した^[19]。1914年4月4日には予備役での軍職も辞任した^[20]。

第一次世界大戦が勃発すると、1914年10月10日に暫定の中佐としてPrince of Wales' Own Civil Service Riflesに復帰^[21]、1915年2月9日に引退前の軍階である大尉および名誉少佐に戻った^[22]。この変更はのちに1914年10月30日付とされた^[23]。しかし、軍務中に病気になり、1918年2月14日に退役した^[24]。

1917年、アイルランド枢密院（英語版）の枢密顧問官に任命された^[2]。地元ではメイヨー県とエセックス州の副統監、メイヨー県、ラウス県とハートフォードシャーの治安判事を務め^[2]、1917年8月25日から1920年までドニゴール統監を務めた^[25]。

1958年12月19日に死去、長男アーサー・ポール・ジョン・ジェームズ・チャールズが爵位を継承した^[2]。

家族

1902年8月16日、モード・ジャックリン・マリー・ボークラーク・ホイセン・ファン・カッテンディーケ（Maude Jacqueline Marie Beauclerk Huyssen van Kattendijke、1927年3月6日没、フレデリック・ヨハン・エマヌエル・ホイセン・ファン・カッテンディーケ男爵の娘）と結婚、2男をもうけた^[2]。

• アーサー・ポール・ジョン・ジェームズ・チャールズ（1903年7月31日 – 1958年12月28日） - 第7代アラン伯爵^[2]
• アーサー・カッテンダイク・ストレンジ・アーチボルド（英語版）（1910年7月5日 – 1983年） - 第8代アラン伯爵^[2]

1929年12月17日、リリアン・コンスタンス・クイック（Lilian Constance Quick、1875年ごろ – 1962年1月25日、ジョセフ・クイックの娘）と再婚したが、2人の間に子供はいなかった^[2]。