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イコライザー THE FINAL
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『イコライザー THE FINAL』(イコライザー ザ・ファイナル、原題: The Equalizer 3)は、2023年製作のアメリカ合衆国のアクション・クライム・スリラー映画。『イコライザー』シリーズの第3弾。
舞台をイタリアに移し、マッコールの新たな活躍を描く[4]。
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ストーリー
要約
視点
元アメリカ国防情報局(DIA)の特殊工作員であったロバート・マッコールはイタリアのシチリア島にあるマフィアが経営するワイナリーを襲撃。そこへ帰宅したマフィアのボスに最後の機会を与えるが、聞き入れられず殺害。目的の品を取り返して撤収しようとしたマッコールは、マフィアのボスの幼い孫から小口径銃で背中を撃たれてしまう。マッコールはフェリーでイタリア本土までたどり着くがナポリ近郊の道路で力尽き、路肩に停めたレンタカーの中で意識を失っていたのを通りかかった地元国家憲兵に属するジオに発見され、近くの町アルタモンテで長年医者を務めてきたエンゾの元に運び込まれ治療を受ける。
銃創であることを追求せず、警察などにも通報しなかったエンゾやジオにマッコールは感謝しつつ、エンゾの計らいで町で療養を行うこととする。一方、CIAのエマ・コリンズはマッコールからワイナリーで偶然発見した代物について匿名の通報を受け、現場に赴くとワイナリーからテロリストに流れていると思しき大量の薬物や資金を発見し、捜査を開始する。
マッコールは傷を癒しながら地元の人々と交流して互いに打ち解け、「ここが帰るべき場所」と感じるまでに町での生活を気に入る。しかし町にはならず者のマルコたちが出入りしていた。マルコの兄はミラノに拠点を持つマフィア(カモッラ)のビンセント・クアランタで、周辺の土地を買収してリゾート地にしようと計画していた。マルコはみかじめ料を滞納した町の商店に放火し、捜査を始めたジオとその家族は脅迫を受ける。ビンセントは地元警察とも通じていたのだ。
ワイナリーの一件の調査のため、エマはナポリ警察に協力を求めるとともに、アルタモンテに滞在するマッコールを特定して接触。彼女の直通電話番号を何故知っていたのか問われた彼は答えをはぐらかす。マルコは町のレストランで家族と食事を摂るジオのもとへ押し掛け、密輸に使う船を手配するよう公然と要求する。その場に居合わせたマッコールはマルコに店を出るよう忠告し、断られるやいなや彼を制圧して追い出し、そして裏路地で襲って手下もろとも抹殺する。兄のビンセントは復讐のためナポリ警察署長を脅して捜査情報を要求し、さらに目障りなエマが乗るはずだった警察車輌を爆破する。しかし、元締はテロリストではなくカモッラだと知らせるマッコールからの電話が入ったことで、車輌へ向かう途中で足を止めたエマは危うく一命を取り留めた。ビンセントは町の人々やジオを脅して犯人を知ろうとしたが、人々は名乗り出たマッコールを庇ってビンセントを追い払った。
ビンセントは明日アルタモンテを襲って焼き払い、住民を皆殺しにすると息巻くが、マッコールは先手を打ってビンセントの屋敷を襲撃し、一味全員を殺す。町は平和を取り戻した。負傷で入院中のエマに現金の入った小さなリュックを託すマッコール。彼がマフィアのワイナリーを襲撃し、何百万ドルという資金の中から取り戻したのは、36万ドルあまりの現金のみ。それは、よく知りもしない近所の老人が長年積み立てるも、マフィアにハッキングされて失った年金だったのだ。
後日、エマのもとにマッコールから封書が届く。中身は前作で死亡したスーザンの手帳で、この中に彼女の娘すなわちエマの電話番号も書かれていた。そして物語は、アルタモンテの人々とマッコールが地元サッカーチームの勝利を祝う場面で幕を閉じる。
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キャスト
- ロバート・マッコール - デンゼル・ワシントン(大塚明夫)
- 元DIA工作員。元々はアメリカ在住で劇中の台詞から前作と同じマサチューセッツ州に住み、配車サービスのLyftの仕事をしていた。ある物を取り返すためにイタリアのシチリアにやってきていた。本作では周囲にはロバートのイタリア圏の呼び方であるロベルトと名乗る。
- 駆け出しのCIA捜査官。突然マッコールからの通報を受けて困惑するもイタリアに上司と出向き、ワイナリーに残されたテロリストの痕跡を追跡していく。物語の終盤、マッコールの友人にして元同僚であるプラマー夫妻の娘であることが判明する。
- ジオ・ボヌッチ - エウジェニオ・マストランドレア(岩河拓吾)
- 国家憲兵の隊員。負傷したマッコールを偶然見つけてエンゾの元に届ける。妻キアラと娘ガビの三人家族。
- フランク・コンロイ - デヴィッド・デンマン(広瀬竜一)
- CIA捜査官。エマの上司でイタリアでのテロ組織の痕跡をエマとともに追っていく。
- アミーナ - ガイア・スコデッラーロ
- カフェの店主。マッコールと親しくなる。
- エンゾ・アリシオ - レモ・ジローネ(蓮岳大)
- 医者。多くの町民の分娩を行うなど、周囲から慕われている人物。ジオによって運び込まれたマッコールの治療を行い、その後の療養も手助けする。部屋の写真から、かつては兵役に就いた経験があることがうかがえる。
- 物静かな人物だが、町の広場でマッコールとビンセント一味が対峙した際、古びたカービン銃を持ち出してビンセントを牽制した。
- ビンセント・クアランタ - アンドレア・スカルドゥッツィオ
- イタリア、ナポリに拠点を設けるマフィア、カモッラの頭目の一人。リゾート開発のための地上げ行為を進めており、住居の売却を拒絶した住人の父親を皆の目の前で殺害するなど苛烈な方法をとる。
- マルコ・クアランタ - アンドレア・ドデーロ
- ビンセントの弟。手下とともにバイクを乗り回し、場所代の徴収などを行う。拒否した人間には暴行を加えたり店に放火するなど、横暴な行為を働く。
- アンジェロ - ダニエレ・ペローネ
- 魚屋。みかじめ料の支払いが滞ったため、マルコに暴行を受け店を焼かれる。
- ガブリエラ・ボヌッチ - ディア・ランザーロ
- ジオの娘。愛称は「ガビ」。
- キアラ・ボヌッチ - ソニア・ベン・アマル
- ジオの妻。
- ロレンゾ・ビターレ - ブルーノ・ビロッタ
- シチリアのワイナリーを隠れ家にしているマフィアのボス。
- 前作で殺害されたマッコールの友人。彼の回想に登場する。
- ブライアン・プラマー - ビル・プルマン(写真)
- スーザンの夫。彼女と同じくマッコールの友人。
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製作
2022年4月20日、『イコライザー』シリーズの第3作目が2023年9月1日の全米公開にむけて準備されていることが明らかとなった[8]。
Blu-ray/DVD
未公開シーンを含む4K UHD+ブルーレイ、ブルーレイ+DVD セットが販売されている[9]。
- 『イコライザー THE FINAL』4K UHD+Blu-rayセット (2024年10月2日発売)
- 『イコライザー THE FINAL』Blu-ray+DVDセット (2024年10月2日発売)
出典
外部リンク
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